(『世界歴史大系 アメリカ史2』から抜粋)
1936年の大統領選挙では、民主党のフランクリン・ローズヴェルト大統領の行ってきた政治が評価されて、彼は大勝して再選された。
1000万票以上の差がついたのは、史上初のことだった。
黒人は、従来は共和党を支持していた。
この選挙では、黒人は史上初めて民主党の支持に移った。これは、失業対策への評価からだった。
フランクリンが力を注いだニューディール政策によって、都市に住む人々は結合し、都市での民主党の優位を形成する契機となった。
この都市部での民主党の優位は、以後ずっと続いていく。
(2013.7.22.)