1912年の大統領選挙
共和党の分裂による民主党の大勝利

(世界歴史大系 アメリカ史2から抜粋)

共和党で大統領を2期つとめたセオドア・ローズヴェルトは、累進所得税、企業規制などの革新案を打ち出して、1912年の大統領選挙に立候補した。

だが、革新的すぎて共和党の指名を得られず、新たに『革新党』を立ち上げた。

一方、民主党はウッドロウ・ウィルソンを指名した。

ウッドロウは、「大企業の有害行為のみを取り締まる共和党の方式ではだめだ。規制なき競争自体を改める必要がある」と主張した。

共和党の分裂のために、ウッドロウ・ウィルソンは圧勝した。

民主党は、初めて上下両院の支配を勝ち取った。

(2013.4.6.)


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