(『世界歴史大系 アメリカ史2』から抜粋)
1900年には、人口の40%が都市に住み、人口100万人以上の大都市に住む人口が10%を超えた。
都市はアメリカ社会の中心になり、産業の諸矛盾を集中的に表現した。
郊外に富裕層と中流層が移住して、都心部は開発されて高層化し、景観は一変した。
都市開発にあたっては、地区を用途によって区分・規制したが、それが郊外地区から黒人や新移民を締め出す方策となった。
これまでは都市は「商業中心」だったが、「工業化」した。
そのため、環境汚染が深刻となった。
上流・中流階級の住む地区と下流階級の住む地区が分断されたため、下流階級の住む地域の治安が悪化した。
(2013.3.22.)