スペイン人がアメリカを征服する

(『世界歴史大系 アメリカ史1』から抜粋)

1518年11月に、スペイン人のエルナン・コルテスは、600の兵と共にメキシコに侵攻した。

メキシコのアステカ帝国の人々は、民族伝承にある「白い人間ケツァルコアトル王の帰還」だと勘違いしてしまい、侵攻に抵抗せず大量の黄金を贈った。

1533年には、同じくスペイン人のフランシスコ・ピサロが、200の兵と共にペルーのインカ帝国を征服した。

この2つの征服で、スペインは大量の金、銀を手に入れて、ヨーロッパで一番の富をもつ国となった。

スペインはアメリカへの移住政策をとり、75万人も移住していく事になる。

ほとんどは貧しい男性で、現地の人々(インディアン)の女性と結婚した。
(この混血はメスティソという)

さらに彼らは、アフリカから連れて来た黒人女性との結婚も多かった。
(この混血はムラトという)

1530年代~40年代には、スペイン人はインディアンの黄金郷伝説を信じて、内陸部へ探検を行った。

だが黄金郷は発見できなかった。

(2020年3月21日に作成)


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