(毎日新聞2013年4月22日から抜粋)
甲状腺は、のどぼとけの下にある小さな臓器だ。
成人で、縦横4cmほどの大きさである。
甲状腺は、食物中のヨウ素を原料にして、甲状腺ホルモン(成長や代謝を促す)を作る。
チェルノブイリ原発事故の後、子供の甲状腺がんが急増した。
その数は、6000人と言われている。
すでに、『ヨウ素131を甲状腺が取り込むことで、がんになる事』が判明している。
甲状腺がんは、女性の方が発症率が高く、中高年に多い。
子供の患者は珍しく、通常だと「100万人に1人の発症率」とされる。
治療には、切除手術を行う。