(毎日新聞2013年4月19日などから)
東電は、福島原発事故の賠償資金として、原子力損害賠償支援機構から新たに2235億円の交付を受けた。
不動産や家財の賠償手続きが始まったことを受けた措置である。
交付はすでに15回目で、累計額は2兆4548億円となっている。
○村本のコメント
原子力損害賠償支援機構は、政府の機関です。
つまり、東電は政府から、賠償金を支払うためにお金を借りているのです。
問題なのは、東電に返済能力が無いと確定したら、東電は返済しなくてよくなる措置が盛り込まれている事です。
まだまだ賠償金は膨らむでしょうから、東電は「返済できません…」と言い出すと思います。
原子力損害賠償支援機構というのは、実質的には『原発事故の賠償を国が負担するための仕組み』ですね。