(毎日新聞2013年4月25日から抜粋)
チェルノブイリ原発事故の後に造られた、発電所を覆うシェルター(石棺)、その一部が2013年の2月12日に崩落した。
崩落したのは、約600平方メートルの屋根と壁である。
ウクライナ政府は、新たな覆いを2015年に完成させる方針だ。
毎日新聞が入手した政府の非公開の報告書によると、崩落事故後に周辺の放射線量は、1立方メートル当たりに最大で19ベクレルとなっている。
これは、平常値の12倍だ。
だが原子力事業所側は、「平常時と線量は変わっていない」と説明している。
チェルノブイリ原発の周辺30kmは、原発事故以来ずっと立ち入り禁止になっている。
2月の事故当時は、作業員ら225人が居た。
「M6の地震が起きたら、シェルターは耐えられないかもしれない」と、原子力事業所のセイダ氏は言う。
○村本のコメント
新たな覆いが完成するまでは、一部が開いた状態になるようです。
これって、相当にやばいのではないですか?
放射線量が高いので、作業は難航するだろうし、15年度に新たな覆いが完成するかどうかは分からないですよ。
チェルノブイリを見ていると、原発事故が起きると孫やひ孫の時代まで(もっと先までかも)つけを回すことになるのだと痛感します。
未だに原発を推進している国々は、「狂気に走っている」と言われても仕方がないと思います。