(毎日新聞2013年7月11日から抜粋)
福島第1原発の敷地内で、高濃度の放射性物質を含んだ汚染水が、検出され続けている。
汚染水は、海から30m以内にある、複数の井戸から検出されている。
最高値は、1リットル当たりで、トリチウムが60万ベクレル、ストロンチウムなどのベータ線を出すものが90万ベクレル、セシウム134が1.1万ベクレル、セシウム137が2.2万ベクレルだ。
東電は、「建屋から漏れているのではない。2011年4月に漏れた汚染水の一部が、地中に残留していたのだ。環境への影響はない。」と主張している。
規制委員会は、「東電の見解には疑問がある」とし、建屋から漏れている可能性もあると見ている。
田中俊一・委員長は10日に、「海洋汚染は続いている」と述べた。
汚染水は、建屋に地下水が流入し続けているために、毎日400トンづつ増えている。
○ 汚染水の検出の経過
2013年6月3日
既設の井戸から、1リットル当たりで50万ベクレルのトリチウムと、1000ベクレルのストロンチウム90を検出
6月24日
港湾内の海水で、トリチウム濃度が上昇
7月2日
新設井戸①から、ストロンチウムなどのベータ線系の放射性物質が、1リットル当たりで4000ベクレルを検出
7月5日
新設井戸②から、ストロンチウムなどのベータ線系の放射性物質が、1リットル当たりで90万ベクレルも検出
7月7日
新設井戸①から、60万ベクレルのトリチウムを検出
7月10日
新設井戸②から、セシウム134が1.1万ベクレル、セシウム137が2.2万ベクレルで検出
規制委員会は、「海洋への拡散が、強く疑われる」と説明する
○ 村本のコメント
この汚染水は、まず間違いなく海に漏れ出ていますよ。
濃度の高さに驚かされますね。
1リットル当たりで、何十万ベクレルという値は、飲んだら短期間で死ぬレベルです。
東電は「建屋からの汚染ではない」と言っていますが、私は建屋からはずっと放射性物質が漏れ続けているのだと思います。
核燃料が溶けており、格納容器に損傷がある(穴が開いている)のですから、『溶けた核燃料は地中に入り込み、付近の地中はとてつもない汚染状態』なのだと思います。
国民の健康を考えるならば、『福島沖での海産物は、当面は食べるのを全面禁止する』のがベストだと思います。
しっかり補償をした上で、漁業関係者にそれを通達した方がいいと思います。