原電は全く原発を動かしていないのに、最高利益を上げている
(2013.1.11.)

本日に、この情報をネットで知りました。
衝撃の内容なので、すぐさま私のページにも書く事にしました。

ネット上のいくつかのページから情報を得て、それをまとめました。
記事を書いた方々に感謝いたします。

○ 日本原子力発電(原電)が最高利益を上げた内幕 

原電は、国内に3基の原発を保有しており、その原発で発電した電力を売って、経営をしてきた。

東日本大震災の後は、全原発を停止している。
そのため、一切の売電をしていない。

原電は、一切の売電をしていないにも関わらず、今年度の上半期の純利益は、過去最高の209億円になっている。

これは、東電などの電力会社5社が、同じレベルの契約を続けて、「基本料」として760億円も支払ったからだ。

東電は、5社の中で最大となる277億円を、原電に支払っている。

(東電は、国からの支援を受けて実質的に国有化されているのに、この有様なのには、言葉もありません)

原電の上半期の売上高は、762億円だった。
そのほとんどが電力5社からの収入である。
原発を動かしていないので、儲けが大きくなったのだ。

原電は、電力5社と契約を毎年更新しており、基本料を受け取ってきた。

2011年度も原発を動かしていなかったが、1443億円を基本料として受け取った。

今年度も、1000億円を超える額を受け取る予定である。

原電に支払われる費用は、電気料金の原価に含まれており、私たち国民が負担をしている。

原価に含めるかどうかは、政府が審査をし許可している。

原電に20人いる取締役は、合計で4.8億円の報酬を受け取っている。

常勤14人の平均額は、3000万円を超えている。

取締役の一人には、東電・前会長の勝俣恒久もいる。

原電は、「基本料は、機器の維持・整備と再稼動に備える費用であり、正当なものだ」と主張している。

○村本のコメント

契約を毎年更新しているのに、この契約を続けているのは、確信犯ですね。

問題なのは、それを政府が認めている事です。
はっきりと『基本料を見直すか、原価に含めるのはやめる』ように、政府は指導しないといけません。

この状態は、国民の理解を得られることは絶対にないです!

このような無駄使いをしておいて、「原発を止めると電気料金は上がる。だから原発が必要だ。」などと言うのは、言語道断です。

原電の保有している「3基の原発」だけでこの金額だから、国内に50基以上ある原発の「維持・整備・再稼動準備のための費用」を合わせたら、数兆円になるのではないでしょうか。

まさしく無駄使いであり、そのお金を廃炉と再生可能エネルギーに振り向ければ、日本は簡単に脱原発が出来ます。

「原発は安上がり」などと言うのは、利権維持のための嘘だと、よく分かりました。

実際には、『沢山の利権があるために高値体質であり、それを改善する気は全然ない』ようです。


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