(『原発のウソ』小出裕章著から抜粋)
日本の原発でひときわ危険なのは、「浜岡原発」です。
今、いちばん警戒しなければいけないのは「東海大地震」ですが、静岡県の浜岡原発はその想定震源域のど真ん中に建っているのです。
歴史的に見て、東海地方には100~150年周期で巨大地震が起きています。
ところが安政の大地震から、150年以上も巨大地震が起きていません。
世界中の地震学者が、「いつ起きても不思議ではない」と見ています。
東海大地震の予想されるマグニチュードは、8~9です。
2011年5月6日に、菅直人首相は、浜岡原発の全停止を要請しました。
東海地震を恐れての措置でした。
浜岡原発には、福島原発と同じように、大量の使用済み核燃料が保管されています。
大地震が起きたら、燃料プールが崩落する危険があります。