(『原発のウソ』小出裕章著から抜粋)
高速増殖炉「もんじゅ」では、冷却には水は使えません。
そのため、「ナトリウム」で冷却をします。
ナトリウムは、「水に触れると爆発する」「空気に触れると火災を起こす」という物質です。
もし大地震などで配管が破れたら、大火災になります。
火災になっても、福島原発の事故時のように水をかける事はできません。
水をかけたらナトリウムと反応して、大爆発が起きるからです。
もし「もんじゅ」で大きな事故が起きたら、何の対処もできないまま破局を迎えるでしょう。