汚染水の流出は続いている
毎日600億ベクレルも流出中

(2013年9月22日付 東亜日報から抜粋)

日本気象庁・気象研究所の青山道夫は、2013年9月18日に、IAEAのフォーラムで報告をした。

その報告によると、2011年3月26日~4月7日までの13日間は、セシウム137が毎日100兆ベクレル(トータルでは1300兆ベクレル)海に流出した。

現在では、セシウム137とストロンチウム90が、それぞれ毎日300億ベクレルずつ流出している。

ただし、海洋の海水は1リットルあたり1ベクレル以下になっている。
海水による希釈のためだ。

東電は2011年4月に、「4月1~6日に、高濃度汚染水が520トン・4700兆ベクレルも漏れた。4~10日には、低濃度汚染水を11500トン・1500億ベクレルも海に放出した」と明らかにしている。

放射性物質の放出基準値は、ストロンチウム90は1リットルあたり30ベクレル、セシウム137は1リットルあたり90ベクレルである。

安倍晋三・首相は、2013年9月19日に福島原発を視察した後、「汚染水の影響は、湾内の0.3立方km以内で完全にブロックされている」と、国際オリンピック委員会の総会で言った事をくり返した。

また同日に、5&6号機の廃炉を東電に要請した。

南相馬市の桜井市長は、「汚染水がブロックされているという(安倍首相の)話は、誰も信じない。バスに乗ってきて少しの間見ただけで、何が分かるのか。」と批判した。


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