庭にある草木

(以下はネットで2020年5月~7月、11月に勉強したものと、自分のメモ書き)

🔵イヌツゲもしくはマメツゲ

垣根によく使われる木である。冬でも落葉しない。

挿し木のやり方は、切り取った枝の10~15cmの先端だけを切って、水に付けておく。

水あげ後に、土にさして日陰で育てる。(育ててみたが、日なたでも問題ない)

生長に時間がかかる木である。

やや乾燥に弱い。日光を好む。

根が地表近くに浅く張るため、乾燥しやすい。
(※私の庭でも根が地表にいくつも出ている。根はすこしまだら模様で、こげ茶色である。)

枯れる原因は、ほとんどが水切れである。

アルカリ性を好むので、土に苦土石灰をすき込むと良い。

基本的に肥料はいらない。生ゴミなどの有機肥料をやると酸性になるので注意。

ツゲは強い木だが、剪定しすぎるとさすがに弱る。

寿命は30~50年。

ここからは私の育成メモ。

挿し木は、柔らかい土にやるのが良い。

自分の経験から、固い土だと上手くいかなかった。

2024年の秋に柔らかい土(腐葉土)に挿しておいたところ、冬を越して根付き、春に葉が増えだした。

挿し木は、ダメな場合は、10日から半月で枯れてしまう。
それ以上枯れないなら、水をきちんと上げれば根付く。

ツゲは、夏に水をあげないと枯れる事がある。

しっかりと成長した木でも、水が足りないと枯れる。

あと秋に剪定をしすぎると、枯れる。
剪定は春から初夏が良い。

成長はかなり遅く、挿し木から育てたが1mの高さになるまで3年かかった。

1人前の垣根にするには5年かかると思う。

🔵ハルジオンとヒメジョオン

庭によく生えるので、ネットで調べてみたが、食べることができる。

花や若葉をてんぷらにする。食べてみたが、美味しくない。

特徴は茎がスーッと高く伸びて、そこに小さめの円状の花が咲く。
咲く時期は、観察したところ4~7月か。

花がピンクっぽく糸のように細いのがハルジオン、白くて多少幅があるのがヒメジョオン。

茎を折ると、中が空洞なのがハルジオン、白い綿の様なのが詰まっているのがヒメジョオン。

葉は、ハルジオンは茎を抱くように付き、ヒメジョオンはまっすぐに付く。
前者は根元に葉があるが、後者は根元にあまりない。

🔵パンジーとビオラ(スミレ科)

隣りの家が解体され、空き地になったところ、そこに咲いた花の1つがきれいなので取って育ててみた。

ネットで調べたところビオラだと分かった。ついでに育て方を調べた。

花の径が4cm以上はパンジー、小さい花はビオラと呼ばれる。
1.5cm~2cmくらいの小さな花だとマイクロ・ビオラと言う。

水はたっぷりあげる。

花が咲く期間が長い。栄養を必要とする。

花が終わったら取ると、新しい花が咲く。そのままにしておくと種作りにエネルギーがいく。

種を取る場合は、1週間ほど室内で乾燥させてから、秋の種まきまで冷蔵庫の野菜室で保存する。

種は土の上にまく。

🔵シュンギク

2020年の5月に、ウチの庭にあるかどうか調べたくて、ネットで情報を得た。

葉がギザギザしている。地面から20cmくらいの高さになるようだ。

あったら食べようと思ったのだが、残念ながらウチの庭には無かった。

花は黄色で晩春に咲く。

🔵ドクダミ

葉にも花にも特徴があり、分かりやすい。臭いも独特。

葉と花が食べられる。てんぷらかお茶にする。食べすぎは良くないようだ。

鉄の鍋で煮ると有効成分が出てしまうらしい。

2008年くらいだったか、ドクダミ茶が身体に良いと祖母が言ったので、葉をとり乾燥させてお茶にして飲んだことがある。

とにかく不味くて、飲むたびに覚悟が要るほどだった。

あまりに不味いので、結局飲み続けることが出来なかった。
漢方薬よりも味が悪かった。飲むのが苦行と言えるほど。

我が家の庭にドクダミは当初は沢山生えていたのだが、小石をどかして腐葉土を足すなど、良質の土にしていくほどドクダミが減った。

2025年現在では、ほかの草に負けて少数しか生えていない。

栄養のない土の所に多く生える草らしい。

🔵マキの木

垣根など庭によく見られる木。冬でも落葉しない。

ウチにもあるが、とても丈夫で成長も速い。

どんどん伸びるので手入れ、剪定が大変である。

葉に特徴があり、簡単に見分けられる木。
地面から自然に生えてくることが結構ある。苗も葉が同じで特徴的なので、生えてくるとすぐにマキだと分かる。

以下はネットで仕入れた情報。

マキ科で針葉樹。ある程度成長したら水やりは必要ない。

生命力が強い。
剪定は9~10月と6月。枝を大きく切っても枯れない。冬に剪定はNG。

最上部が生育しやすいので、そこを切るのが良い。

日陰でも育つ。

(※2021年3月時点で、自然に生えてきた苗を鉢で育てているが、日陰に置いているが本当に枯れない。だが大きくならず成長しづらいようだ。

その後、垣根用にはツゲを育てることにしたので、マキの苗は土に帰した。)

北国で育てるのは難しい。

植え付けは4~5月もしくは8~9月。
挿し木は3~4月もしくは9~10月が適期。

🔵山椒の木

ウチに元から2mくらいのが1本あったが、地面が石だらけで栄養不足だったのと、蟻が住みついたのとで、2020年に枯れた。

山椒は、葉にとても特徴があり、トゲがあるのもあって、見分けるのは簡単である。

山椒は、実と葉を食べることが出来る。ただし美味しくはない。

鳥が種を運んでくるのか、自然に色んな所から生えてくる。
そして強いので、生えてくるとドンドン成長する。

庭に1本あってもいいかと思い、自然に生えてきたものを2020年の夏から鉢で育て始めた。

冬は葉が落ちるのだが、2021年3月下旬に新芽(若葉)が出てきた。

その後、さらに地面から芽が生えてきたので合計3本の苗を育ててみたが、どんどん大きくなった。

トゲが凄いし3本がすべて順調に大きくなって邪魔になったので、2本だけ残して育てることに変更した。

10cmの苗から2年で1mくらいまで成長したが、まだ実は出来なかった。

とにかくトゲが凄いし、葉を食べられるが独特の臭み、味で食べにくいし、キウイやビワを育て始めてスペースが無くなったので、2本とも引っこ抜いて土に帰した。

長年付き合ったので分かるが、丈夫で何もしなくても成長していく。

剪定は厚めのゴム手袋をして、トゲの無い所を持つ。
厚めのゴム手袋でも、気を付けないと刺さって痛いことがある。

🔵柿の木

2021年3月26日に、柿の木の若木が2つ、庭に自然に出ているのを見つけた。
葉に特徴があるので、見分けがついた。

すでに2本の大木がウチにはあるが、遊びで育てることにした。

2025年6月現在、1本は育てるスペースが無いので土に戻し、もう1本は鉢で育てている。

日陰で鉢植えにしているからか、5年経っているのに1mくらいにしかなっていない。

放っておいたから、鉢から根が出て、地面にだいぶ伸びているようだ。

🔵ヨウシュヤマゴボウ

ウチの庭に生えている、葉の大きな草。
葉がとても大きいので目立つ。

「大きい葉の雑草」でネット検索したら出た。

地下にゴボウ状の根がある。葉は5~30cm。花は6~10月に咲く。

花は白色の5花弁で、時に紅色を帯びる。

葉など全てが有害。根は薬用できる。全国に生えている。

花が個性的で、全体として大柄で、ぶどうみたいな形をしており、小さな花がいくつも連なって咲く。

🔵タイサンボク

ウチの庭に生えている、常緑樹。
垣根の一部になっているが、木の形としてあまり垣根には向かない。

「葉の大きい木」で検索したら出た。

梅雨入りの頃に甘い香りの花を咲かせる。白い花である。

葉の裏が黄色っぽい。

ビワの葉はタイサンボクに似ているが、タイサンボクよりもザラザラしている。

🔵ムラサキケマン

庭に沢山生えるので、ネット検索したら、「雑草」で出た。

これはウチの庭では日陰に生えることが多い。まとまって大量に生える。

葉が特徴的でセリに近いので、食べられるか気になっていたが、全草有毒とのこと。

3~6月に紫の花が咲く 。花は細長い変わった形である。

🔵カラスノエンドウ  マメ科 ソラマメ属

葉が変わっていて、すぐに見分けられる草。ウチの庭に春から夏に大量に生える。

春に成長し、赤紫色の花が咲く。

サヤは若くて柔らかいときは食べられるが、熟すと黒くなり硬くて食べられない。

放置して大きく育てると、小さなサヤエンドウみたいなものが出来る。

今回、それを食べられると知ったが、実際のところサヤはほとんど出来ないし、出来ても小さくて薄いので、収穫を目指して育てる気にはなれない。

🔵スズメノエンドウ

カラスノエンドウよりも小さくて、花も小さい。

花期は3~5月。

🔵ランタナ

常緑性の低木。中南米の原産。

和名はシチヘンゲで、花の色が変化してゆくためこの名が付いた。

果実は有害。

高さは1.5mまで育つ。熱帯では育ちすぎるので植えてはいけないとされている。

ややツル状に生えて実を作り、茎にはトゲがある。
寒い地方だと冬に枯れる。
枯れなければ一年中、花が咲くらしい。

これはウチの庭に生えていて、詳しく生態を知っているので書いてみる。

まず花はカラフルで虹のようで、とても美しい。匂いは弱い。

花は特徴が強く、一度知ればどこで見ても一目でランタナだと分かる。

木なのだが、草と思えるほど次々と下から生えてくる。
とても強くて、冬を除いて元気一杯で、花がいつも咲いている。

成長が早いので、剪定が大変。1年に何度も剪定が必要。
思いっきり短く剪定しても、枯れることはない。

剪定は、素手でしてはいけない。茎にトゲがあり、素手だと傷を負う。

実も次々とできるが、ぶどうみたいな形にまとまって育ち、最初は緑色で、徐々に黒色になる。

実は食べられそうな見た目だが、上記のとおり有毒だと知った。

外来種でとても強いので、増えすぎないように気をつけている。

増えすぎた時は、根ごと強引に引っこ抜けば死ぬので、そうしている。

根もかなり強いので、引っこ抜くのは力がいる。

🔵アルストロメリア・プルケラ ユリ科

青島さんが住んでいた家が解体された後、空き地になったが、そこに生えた綺麗な花。
調べたらアルストロメリア・プルケラという珍しい草だった。

アルストロメリアの原種で、耐寒性の多年草。条件が良ければ四季咲きする。

綺麗なので鉢に移して育ててみたが、そのうち枯れてしまった。
あまり日本の気候が合わないようだ。虚弱な印象があった。

🔵ヒメツルソバ タデ科 イヌタデ属 原産地はヒマラヤ

ウチの玄関などに生えている草。
地面に這った状態で広がる草で、夏から秋にピンクや白の金平糖みたいな小さな花が咲く。

花が沢山咲くので、けっこう綺麗である。ただし1つ1つの花が小さいので、立った状態でさっと見るだけでは、その良さに気付けない。

座り込んでゆっくり眺めると、実に美しい。

強いので放置するとどんどん増えてしまう。

真冬や真夏でも弱ることがない。水あげを全くしなくても枯れない。

(2025年6月12日、9月23日に作成)


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