(以下は自分の育成感想と、ネットで勉強したこと)
🔵パッションフルーツ
◎育てた感想
2020年の初夏に苗を購入して、地面に植えて育て始めた。
夏の間はとても元気で、買った時点で苗にいくつか実が付いていたのだが、それを収穫して食べることも出来た。
パッションフルーツを初めて食べたが、種が大きいのにそれごと食べるのもあって、独特の食感と味である。
秋まで順調だったが、冬に入り12月になると、寒さからだろうが葉が一気に枯れて落ち始めた。
弱っているのが明らかだったので、鉢に植えかえて室内に入れたのだが、2021年3月に完全に枯れてしまった。
冬の間、細々と生きている感じで、暖かくなってきたので3月26日に外に出したが、反応が無く、すでに枯れていた。
暑い地域で育つ果物と知ってはいたが、完全に枯れたのはショックだった。
私の住む神奈川県小田原ならば冬でも温暖なので育つかと思ったのだが、真冬には小田原も0℃まで下がることがあるし、ダメだった。
以下に調べたことを書くが、その内容や、自分の育ててみた実感として、日本で育てるのは大変である。
かなり手をかけないと実を収穫できないだろう。
◎以下は、育てるに際して2020年6月にネットから得た情報。
実は、完熟するとマンゴーと同じように自然落下する。重いものの方が良い。
表面にしわが出るくらい追熟させると甘くなる。
収穫したら涼しい場所に置く。
生で食べる場合は、半分に切り、種ごとすくって噛まずに食べる。
種をこせばピューレが出来る。
βカロチンが豊富で、血流を良くするナイアシンも含まれる。
つる性の多年草。原産国はブラジル。
樹高は0.5~3m。常緑性。
実の収穫期は6~8月。果実はよく水を吸う。
生きられる最低気温はマイナス2度。幹や枝が木質化すれば耐寒性が出る。
マイナス2度以下にならない地域で、冬季の寒風に当たらない場所で育てる。
支柱を4本立てて、そのうちの1本につるを這わせる。
支柱の上部で四角状につるをつなぐ。
私が買った苗は、「エドリス」という種類らしい。
酸味が少なく、比較的に寒さに強い。1本で結実する。
収穫期は7月~11月。実の重さは60g。
マイナス2度以下にならない地域で、冬季の寒風に当たらない場所で育てる。
◎以下は、枯れてきてから2021年3月15日、29日にネットで調べた情報。
実の収穫は夏。
日本では鹿児島県が一番育てている。耐寒温度は10~5℃という。
寒さに強いのは果実の色が紫色の種類。他には黄色がある。
日本では紫色のものが多く育てられている。
霜に当たると枯れてしまう。屋外の冬越しは難しい。
地植えの場合、10月前には鉢に替えておく。
冬越しは室内の日当たりの良い場所に鉢を置く。
1.5mほどつるを残し、乾燥させすぎない。
苗の植え付けは4月に行う。
水はけの良い土を好む。よく根を張る。
種からも育てられる。
種まきは4~5月。種は黒っぼく大きめで、ゼリー状のものに包まれている。
それを水洗いしておく。
発芽までにやや時間がかかる。軽く土をかぶせて、水を切らさないようにする。
気温が20℃を超すと生育が良くなるので、水やりを多くする。
1日2回でもよく、たっぷり与える。
冬の水やりは、数週間に1度でよい。
挿し木で増やせる。暖かい時期に行う。
コップに数時間浸けてから土に挿す。水をひんぱんに与える。半日陰の方が良い。
パッションフルーツは虫が付きにくい。
風通しの良い状態にしておくこと。人工受粉をやってもよい。
1年に5m以上も成長するので、冬越しは挿し木でやるらしい。
株の寿命は4~5年。生産農家はほぼ毎年挿し木で更新するという。
中南米の原産で多年性。害虫が嫌う成分があり無農薬でいける。
水分を多く含む茎や葉は、日に照らされても熱源にならない。
春から11月末まで元気に育つ。(※これは実感した。12月末に一気に枯れた。)
1年に2回、実が成る。
植えてから大きく育つまでは、芝用の液肥(チッソが多い)がよい。
花を付けたらバラ用の液肥 (リン酸、カリが多い)がおすすめ。
根を張ることで上部が成長する。
地温が上がると根の成長が早まり、上部も早く育つ。
冬は日が当たる室内で育て、4月下旬に屋外に出す。
新芽が霜で枯れると成長が大きく遅れる。
葉が霜に当たると、葉焼けして落ちる。(※ウチは12月末に葉焼けして葉が落ちた)
受粉は人工がよく、黄色い粉の出る雄しべを手で取り、先端から出ている3個の雌しべにすり付ける。
花期は6月~7月下旬と、9月中旬~11月。
4月に花を咲かせることもあるが、ストレスで咲かしているので切り取った方が良い。切り取らないと、育たずに終わる。
(2025年6月12日に作成)