(以下はネットで2020年5月27日に勉強したことと、私の育てた感想)
🔵ビワ (マタタビ科マタタビ属 落葉つる性)
地植えならば水やりの必要なし。庭育てで病害虫はほとんどなし。
肉厚な葉っぱで、葉脈がくっきり浮き上がる。常緑性。
種からだと実をつけるまで8~10年かかる。6月が実の収穫期。受粉樹は不要。
水はけの良い土が適している。日光を好む。暖かい所を好む。
伸びるに任せると背が高くなる。低めに剪定していくことが大切。
剪定は2~3月の花が咲く前後が良い。
放っておいても実を付ける。
冬に花が咲くが、あまり寒いと花が咲きづらく、実が少なくなる。
種まきは4~5月。
果肉を落としてきれいにし、土を3cmほど掘った所に埋める。
湿気に弱いので、むしろ水の与えすぎに注意する。
放っておくと実が多くなり、味が弱くなるので、摘果して間引く。
秋口につぼみを摘む手もある。
🔵育てた感想
上記のことをネット情報で知り、育てやすそうだと判断した。
ビワはこれまでほとんど食べたことは無かったが、近所に大木にして実を収穫している家もある。
その家からお裾分けでもらった実の種を、試しに2020年5月頃に鉢の土に埋めてみた。
するとしばらくして生えてきた。
他にも、庭に食べたビワの皮や種を肥料として投与したところ、その種も生えてきた。
出てきた芽は着実に生長し、葉は濃い緑色で見るからに元気である。
ビワは種が大きいから、発芽する確率が高いようだ。
古くから日本にある木なだけあり、日本の気候に合っているようで、すくすくと育つ。
しばらくして地面に植え替えたら、さらに勢いが出た。
最初は常緑なので垣根にしようとしたが、ガンガン伸びるので、垣根に向いてないと判断し別の場所に移した。
2025年に入り2本のうち1本が高さ3mほどになり、初めて花が咲き、5月に実を収穫できた。
花はかなりの量が咲き、実も50個ほど出来た。
つぼみの時に少し間引いておいたが、実の大きさは通常サイズまで育った。
ネット情報では実がつくまで8~10年とあったが、我が家では5年で実がついた。
食べたところ、売っているものと同じ味で、初めてついた実なのに味は遜色ない。
残念だったのは、完熟まで待ったところ、かなり熟してきた時におそらく鳥だと思うが、わずか1~2日で一気に食べられてしまった。
長雨があり、2日ほど見てなかったら、その間に実の半分ほどが無くなっていた。
育ててみて、一度として病気になる事がなく、手をかけずに実が採れ、さらに収穫量も多いので、素晴らしいと思う。
強い木なので、おすすめ。
ちなみにビワの葉をとってお茶にする、ビワ茶もたまに飲んでいる。
味はほんの少しクセがある。
とても身体に良いらしい。
🔵スモモ(プラム))バラ科 スモモ属
ウメと同様に日本で育てやすい。落葉性。
プラムと呼ばれるのはニホンスモモ。
プルーンと呼ばれるのはヨーロッパスモモ。プルーンは自家結実性が強い。
自分の花粉では結実しにくいので、2種を植えると良い。
ただしビューティやメスレーなどの品種は受粉に手をかけなくても毎年よくなる。
収穫期は6月下旬~8月。
ソルダムは果肉が赤い、おなじみの品種。自家結実性。
サンタローザは、熟すると非常においしい。樹齢が進むと自家結実する。
貴陽は、実が大きいが、自家不結実性。開花が早く、ハリウッドなどの受粉樹が必要。
ビューティとメスレー、ソルダムとメスレーの組み合わせは結実しにくくなる。
日光を好む。地植えは水やりの必要なし。病気と害虫はいくつかある。
植えつけの適期は11~3月。
冬の寒さに合わないと発芽しない。
種から育てる場合、種を濡れたキッチンペーパーでくるんで、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保管する。乾燥しないようしっかり封をする。
すると越冬と同じ環境になり、発芽させやすくなる。
カビが生えないよう定期的にチェックする。1~2ヵ月くらい冷蔵庫に置いてから鉢に植える。
🔵育てた感想
苗を2種1本ずつ買ってきて、鉢植えで育ててみた。
生長はそれほど早くない。上記のビワの半分くらいのスピードである。
高さが1.5mくらいになると、1本は春にかなり花が咲くようになり、実も5個くらい付くようになった。
だがもう1本は花がほとんど咲かず、実も付かなかった。
育ててみて分かったのだが、プラムは実と枝をつなぐ部分がえらく細い。心配になる細さである。
それで台風みたいな風の強い日に、実が落ちてしまうことが結構あった。
それに実の完熟を待つと、動物に食べられてしまう。
そんなわけで、完熟した美味しいプラムを収穫できたことは無かった。
まだ固めのものを取って食べてみたが、味はやはりいまいち。
上記のビワが大きく育ち、庭のスペースが無くなってきたので、プラムの育成はやめて、2024年の秋に土に戻した。
(2025年10月6日に作成)