意図的な創造の方法論①
望むものをビジュアル化し、その実現を期待する

 エイブラハム

『意図的な創造の方法論』は、本当は「創造の法則」と言うほうが正確だ。

あなたが望むものを思考していても、望むものの欠落を思考していても、創造の法則はあなたの考えに働く。

この創造の法則には、2つの要素がある。

「思考を向けること(欲求)」と、「思考の実現を期待すること(許容し可能にすること)」だ。

ほとんどの人は、行動がすべてを引き起こすと思っているが、経験は行動を通じて創造されるのではない。

思考の力を理解し、意図的に思考を差し向けることに習熟すれば、強力な創造のてこを発見できる。

前向きな期待と共に思考すれば、必要な行動ははるかに少なくて済むし、満足できる結果が得られる。

きちんと時間をかけて思考を整えておかなければ、余計な行動が必要になるし、満足できる結果にならない。

病院には、不適切な思考の結果をなんとかしたい人達が溢れている。

その人達は、意図したわけではないが、思考と期待を通じて自分で病気を創っている。

あなた方の本来の目的は、行動を通じて創造することではない。

思考を通じて創造した結果を、身体を使って楽しむことなのだ。

だから、望むものを手に入れるためにいきなり行動に走るのではなく、「望むものが実現する」とまず考えなさい。

望むものをビジュアル化し、はっきりと見て期待すれば、インスピレーションが与えられ、求めるものに繋がるプロセスが開かれる。

『意図的な創造の方法論』とは、こういう事だ。

私が思考を向けた対象は、引き寄せられ始める。

思考を向けた対象のうち、強い感情の湧くものはより早く引き寄せられる。

強い感情を伴う思考を向けた上で、実現を期待すれば、それは実現する。

意図的な創造の肝は、「思考」と「期待(信念)」である。

自分の人生経験や他人の人生経験を観察すれば、強く思考した事が実現していると気付くはずだ。

その時に初めて、思考をコントロールしたいと思うだろう。

望まない事を考えてしまうのは、それがどれほど有害か知らないからだ。

思考をコントロールしたいと決意すれば、そのコントロールはさほど難しくない。

(『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』から抜粋)


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