意図的な創造の方法論③
欲求は期待し信じれば実現する②

ジェリー

他人から色々と言われて、「そんな事は無理だ、実現しない」と信じさせられていても、欲求が強ければ創造することはできますか?

エイブラハム

その欲求が十分に強ければ可能だ。

欲求が非常に激しければ、信念を乗り越えることができる。

信念を変えるには時間がかかるが、心地良い思考へ、もっと心地良い思考へと心がけていれば、やがて新しい人生が開ける。

ジェリー

想像したこと(欲求)がなかなか実現しない時、理由はどんな事が考えられますか?

エイブラハム

「これが欲しい、でも…」と、「でも…」を付け加えたら、全てが台無しになる。

あなた方はたいてい、『欲しいという欲求』以上に『まだ実現していない現状』に焦点を定めてしまう。

欲しいものだけを想像していれば、それがどんどん引き寄せられてくる。

目も言葉も思考も、現実に向けるのではなく、ひたすら欲しいものの方へ向けなさい。

ジェリー

そうすると我慢は必要ないのですか?

エイブラハム

我慢や忍耐は、物事が実現するには時間がかかるという考え方だが、真実ではない。

時間がかかるのは、思考が矛盾しているせいだ。

ジェリ

では、「量子的飛躍」をするにはどうすればいいですか?

エイブラハム

量子的飛躍とは、現在の信念を完全に捨てて、新しい信念を採用することだ。

だがこれを達成するには、信念の強化だけでなく、欲求の強化が必要だ。

例えば、自分の子供が自動車の下敷きになった母親は、助けるために重い自動車を持ち上げてしまう事がある。

これは欲求が非常に強力だからだ。

しかし、普段のその母親に自動車を持ち上げられると信じさせるには、長い時間をかけて信念を変えていかなくてはならないだろう。

私たちは量子的飛躍をあまり勧めない。
ほとんど例外なく、一時的なもので終わるからだ。

それよりも少しづつ望む方向に信念の橋を架けていくほうが、満足できる結果になる。

(『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』から抜粋)


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