感情は『内なる存在』から送られてくる導きである

エイブラハム

あなた方の感情はすべて、『内なる存在』から送られてくるメッセージである。

あなたが抱くネガティブな感情は、「あなたにとって価値のないものから手を引きなさい」という勧告なのだ。

感情は厳密にいうと、「気分の良くなる感情」と「気分を悪くする感情」の2種類しかない。

そうした感情は、『内なる存在』の導きである。

『内なる存在』を認め、それが持っている無限の知識と力を頼りにすれば、人生は劇的に高められる。

なぜなら、『内なる存在』はあなたの願望をすべて把握して優先順位を決められるし、あなたが身体に宿った時に持っていた目標も考慮するからだ。

『内なる存在』は、感情という形で、あなたをナビゲートしている。

いったん『内なる存在』を受け入れれば、驚くべき宝庫があると認識するだろう。

こうなれば、あらゆる分野で著しい進歩を遂げる事ができる。

なぜなら、自分が既に力や明晰さを持っていると知れば、それらを育むために頑張る必要がなくなり、それらが前面に出てくるのを許容し可能にするだけでいいからだ。

才能や能力を、あなたは既に持っている。

あなたは才能を磨いてきたと考えているかもしれないが、実際には才能は生まれる前から存在していたのである。

だからそれが前面に出てくるのを許容し可能にすればいい。

内なる可能性が輝き出すのを阻止しているのは、大抵は自己評価の欠如である。

自己評価が低いため前に進めないケースが多い。

多くの人は、自分がどのように経験を引き寄せているのか理解していない。

そのため、自分の身に悪い事が起こると、その理由を自分の外側に探し、社会の仕組みを責めたり、他人に責任を転嫁したりする。

しかし外部の標的を責めれば責めるほど、自分の人生をコントロールする力を失い、ネガティブな感情にはまり込む。

現在の地球人が、主として否定的な(ネガティブな)心理状態で生きているのは事実である。

こんな残念な状態なのは、最大の原因は自己評価の低さにある。

あなた方は、自分の中にナビゲーション・システムがある事を忘れてしまったために、自分の外側に答えやルール探し求めている。

自分の内側にナビがあるという強い感覚を持っていないと、他人の意見や態度に左右されてしまい、意見の食い違いに苦しんだり、混乱したりしてしまう。

他人の意見に頼っていると、そのうちに承認を求める人間になる。

そうなると、他人を喜ばせる考えや行動を選ぼうと努力するようになるが、他人はそれぞれ考えや行動基準が違うので、あなたは困難に陥る。

そのことが、自己信頼の欠如を永続化させるのだ。

本書の最大の狙いは、自分の中にナビがある事を認識する、手助けとなることだ。

ナビを認識し活用することが、自己評価を高める道である。

私たちの視点から言うと、あなた方は赤ちゃんの頃から、知識も経験もある年とった存在である。

だがあなた方はそのようには見ず、赤ちゃんや子供を無知だと見て、自分たちの行動基準に従うよう求める。

そのためにあなた方は、大人になる過程で自分を無知な人間と見なし、様々な疑問への答えを自分の外側に探し求めるようになる。

その結果、『自分が自分の経験の創造者である』という真理から、どんどん遠ざかっていく。

自分を高評価することは決して難しくない。
その事をぜひ分かってほしい。

あなたの中には、あなたを敬愛してやまない『内なる存在』が居る。

『内なる存在』は、あなたが経験してきた事をすべて知っている(蓄積している)老賢者である。
あなたの全てを分かっており、片時もあなたから目を離さない。

あなたが喜ばしい事に注意を向けると、肯定的なエネルギーが全身に流れるが、それは『内なる存在』と繋がって共鳴しているのだ。

その逆に何かの欠落に注意を向けると、否定的なエネルギーが全身を流れるが、『内なる存在』と繋がっていないことを示しており、本当の自分から逸れているのだ。

重要なのは、内なる存在(本当の自分)と繋がり共鳴することである。

(『引き寄せの法則の本質』から抜粋)


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