人生の真の目的は、存在状態を高めることである②

エイブラハム

この宇宙は、本質的に自由である。

だからこそ、あなたの思考があなたの経験に影響を及ぼす。

物質世界にいるあなたの仕事は、本来の自分(本当の自分)になるために、意図的に思考を操ることである。

意図的な創造のプロセスは、二重になっている。

まずあなたが思考を送り出し、あなたの『内なる存在』がそれに対応する感情をあなたに返す。

従って、物質世界のあなたと(非物質世界の)『内なる存在』が共同で創造にあたっていると言える。

まず自分がどう感じたいか、自分が何を手に入れたいかを突き止め、その後に閃いた行動に移れば、すばらしい創造になる。

あなたが自分の経験の創造者である事や、思考を通して色んなものを引き寄せている事を理解すれば、何かが起きた時にこんな風によく言うようになる。

「そうなるのを知っていたんだ」

あなたは心のどこかで、これから起こる事を常に知っている。
なぜなら、一から十まであなたが創造しているから。

すばらしい事が起こったら、立ち止まって自分がそれを招き寄せた事を認め、どんな思考や感情からそれが起きたかを突き止めてもらいたい。

逆に、気に食わない事が起きた時も、立ち止まって何が原因かを見極めてもらいたい。

自分の身に起こる全てに、進んで責任をとろう。
そうすれば、輝かしい究極の自由を見いだすことになる。

それが『意図的な創造』である。

意図的な創造をするようになっても、しばしばあなた方は物質的な観点から成功や失敗をとらえて、たくさん物を獲得できるほど成功だと考える。

だが究極のトロフィーとは、喜びなのだ!

あなた方は、様々な経験を通して喜びを見い出すために存在している。

持つことも行うことも全て、あなたの存在状態を高めるためにあるのだと、私たちは強調したい。

言い換えれば、物質領域に存在する全ては、あなたの身体も含めて、あなたの存在状態を高めるためにある。

よって、私たちの『意図的な創造』の定義はこうなる。

「存在状態を高めるという意図を持った思考の提示」

人生の目的は喜びであり、私たちは永遠に成長する状態にあり、創造には終わりがない。

新しい家や新しい職業を獲得すると、あなた方はそれが創造の対象だと思い込む。

だが、創造の対象は常に「存在状態」なのだ。

あなたは存在状態を高めるために、家や身体や仕事といった形を利用するが、そういった物質的なものが創造の対象なのではない。

創造の対象はあなたであり、あなたの存在状態、言い換えればあなたがどう感じるかなのだ。

あなた方の喜びは、目指したものに「成ること」にある。

どんな存在でありたいかを意図的に突き止めれば、身体に宿った時に達成したいと思っていた事を、もっと効果的に達成するようになるだろう。

(『引き寄せの法則の本質』から抜粋)


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