『内なる存在』と繋がることを許容し可能にしなさい

エイブラハム

あなた方の世界には、「ドラッグとの戦い」「エイズとの戦い」「貧困との戦い」などがある。

大半の人は、「自分が望まないものを打ち負かせば、自分が望むものにたどり着ける」と信じている。

しかし、それは宇宙の法則に背くのだ。

自分が望まないものに対し、心配したり警戒したり怯えたりすると、それに思考を集中してしまい、ネガティブな感情も覚えるので、対象を引き寄せてしまう。

大声で「ノー!」と言えば言うほど、引き寄せの力は強まる。

防御や抵抗や抗議をすればするほど、その対象に力を貸すことになる。

あなた方の多くは、人生に幸運な出来事が起こるのを、許容し可能にする(認める)のが下手だ。

しかし、自分の願望を素直に認めて、幸せな境遇に恵まれるという意図を持って、寛いでほしい。

病気と戦うのではなく、リラックスして、自分の自然な健康を許容し可能にするのだ。

自分が何を望んでいるかを突き止め、嬉々としてそれが現実化するのを見守るのだ。

あなたは、この壮大な宇宙に存在するすべてのものと、繋がっている。

そして、『引き寄せの法則』によって同じ波動のものを引き寄せる。

思考は、最初はすべてが小さな思考から出発するが、心の中に留まっている時間が長くなるにつれて、次第に力をつけて大きくなる。

思考は、同じ波動の思考を引き寄せ、最終的には現実化する。

ところが、あなた方の多くは、自分がどんな思考をするかに無頓着である。

人生を楽しくコントロールするには、次の5つを実践するだけでいい。

① 自分が自分の経験の創造者であることを、受け入れる

② 思考のパワーと重要性を理解する

③ 『内なる存在』との繋がりを受け入れる

④ 感情が『内なる存在』からの指針である事を理解する

⑤ 良い気分で居る事よりも重要な事はないと決心する

幸福感をもたらすものの方へ、思考・言葉・行動を注意深く導いていけば、『内なる存在』の指針に従っていける。

全力で自分を見つめ、自分が持っている善良さや価値の証(自分の美点)を探してもらいたい。

幸せを呼び込むには、自分の中に愛すべき根拠があることを信じなければならないからだ。

あなた方は「不足」や「欠如」を見ると、ネガティブな感情を覚える。

ネガティブな感情は、一時的に偉大な内的パワー(内なる存在)と切り離されている事を示している。

この場合、『転換のプロセス』(※別ページで取り上げています)を活用して、ポジティブな感情になる思考に代えることが出来る。

ポジティブな感情は、あなたが広い視野を持つ場所(内なる存在の視点)に戻った事を示している。

欠落に焦点を当てると、あなたの思考は低周波の振動になり、『内なる存在』から離れてしまう。

この状態は、内なる存在から来るエネルギーの流れを制限する事になり、病気の原因にもなる。

血液や酸素の流れを制限すると病気になるのと同じで、肯定的なエネルギーの流れを制限すると病気になるのだ。

あなたが自分を批判する思考を抱くと、内なる存在はそれに同意しない。

あなたが創造的で善良な素晴らしい人間だと知っているからだ。

あなたが他人に対して批判する思考を抱くと、内なる存在はそれに同意しない。

この宇宙が完璧にバランスのとれた状態で、どんな思考や経験も許されると知っているからだ。

あなたが望まないものを考えたり恐れたりしていると、内なる存在はそれに同調しない。

注意を向けるとそれを招き寄せることを知っているし、警戒や恐れは内なる存在にとって無縁なものだからだ。

毎晩ベッドに横たわる時、『内なる存在』との繋がりを認識してもらいたい。

数分間でいいから、自分自身の幸せの息吹を浴びてほしいのだ。

「愛情に溢れた内なる存在の働きによって、身体が完全にリフレッシュされるのを許す」と決意してもらいたい。

そして、新鮮で幸せな気分で目覚めると心に決めてもらいたい。

毎朝目覚める時も、しばらくベッドに横たわったまま、幸せの息吹を浴びてほしい。

バネのきいたベッドの心地良さや、身体の快い感覚、肌に触れるシーツの官能的な触感などを感じ取ってもらいたい。

それから身体の隅々まで行き渡る血液の流れを感じ取り、日々に成長する身体の働きを畏敬の念を持って感じ取ってもらいたい。

そして最後に深呼吸を2回し、身体が新たな日を迎えて楽しそうに反応するのを感じ取ろう。

ベッドから出たら、次のような明確な目標を持とう。

「今日の第一目標は、自分を気持ち良くしてくれるものを探すことだ」

気持ち良く感じていれば、内なる存在と同調しており、好ましいものだけが訪れる。

もし否定的な思考が忍び込んできたら、すばやく手放して、再び気持ちが良くなるものを探そう。

(『引き寄せの法則の本質』から抜粋)


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