おまけとして、「Seven Steps To Heaven」のコード進行を紹介します。
有名な曲なのでプレイする人が多いらしく、ネットで検索したら簡単にコード進行が出ました。
それとあまり変わらないですが、コードやテンション・ノートの一部について、自分でギターで弾いてみて違うと思ったので変えてます。
イントロ (下のコード進行の繰り返し)
|F7(9) |E♭7(9,13) |
A
|FM7 B♭M7 |Em7(11) A7 |Dm7 A♭7(13) |G7 |
| ドラムソロ | ドラムソロ |E♭6(9) E7(♭9) |F6 |
A
|FM7 B♭M7 |Em7(11) A7 |Dm7 A♭7(13) |G7 |
| ドラムソロ | ドラムソロ |E♭6(9) E7(♭9) |F6 |
B
|C6(9) |Dm7 G6 |CM7 |Fm7(9) B♭7(13)|
|E♭6(9) |A♭m7(9) D♭7(13) |G♭6(9) |Gm7(11) C7 |
A
|FM7 B♭M7 |Em7(11) A7 |Dm7 A♭7(13) |G7 |
| ドラムソロ | ドラムソロ |E♭6(9) E7(♭9) |F6 |
アドリブに入る前の間奏 (イントロと同じコード進行)
|F7(9) |E♭7(9,13) |F7(9) |E♭7(9,13) |
|F7(9) |E♭7(9,13) |F7(9) |F |
〇 アドリブ時のコード進行
A
|F6(9) |B♭7 A7 |Dm7 |D7(9) |
(Am7 D7 )
|G7 |G7 |E♭6(9) E7(♭9) |F6 |
(E♭7 E7 F )
A
|F6(9) |B♭7 A7 |Dm7 |D7(9) |
(Am7 D7 )
|G7 |G7 |E♭6(9) E7(♭9) |F6 |
(E♭7 E7 F G6 )
B
|C6(9) |G6 |C6(9) |B♭7 |
(Fm7(9) B♭7(13))
|E♭6(9) |D♭7 |G♭6(9) |C7 |
(A♭m7(9) D♭7(13)) (Gm7(9) C7(13))
A
|F6(9) |B♭7 A7 |Dm7 |D7(9) |
(Am7 D7 )
|G7 |G7 |E♭6(9) E7(♭9) |F6 |
(E♭7 E7 F )
〇コード進行の解説
イントロは、Ⅰ7と♭Ⅶ7を行ったり来たりするよくあるパターンです。
Aに入ると、Ⅰ-ⅣーⅦm-Ⅲ7-ⅥーⅡ7と進む。
Ⅱ7の前には、♭Ⅲ7(A♭7)を置いていますね。
Ⅶmは、普通は5度をフラットさせたm7-5にするのですが、たまにそうしないでシンプルなm7にする事があります。
その後は、コードはⅡ7で止めておいて、ドラムソロが入ります。
ここが格好いい所。そしてドラマーの力量が問われる所です。
Aの7~8小節目は、E♭→E→Fと半音でコードがトニック・コードまで上がっていく進行で、ソロギターのアレンジでよく使うパターンです。
この進行自体はよくあるのですが、それをG7(Ⅱ7)の後に行うのは新鮮ですねー。
Bになると、Cキーに転調します。
Ⅰ-Ⅱ-Ⅴ-Ⅰと進みますが、ⅠとⅤは6度を入れているので、あまりⅠ-Ⅱ-Ⅴ進行の感じがしません。
で、4小節目でE♭キーに転調し、6小節目でG♭キーに転調し、8小節目で元のFキーに戻ります。
Bは転調が多いので、アドリブはとても難しいですね。
テーマが終わると、アドリブ・パートに入る前に短い間奏となります。
ここはイントロと同じコードで、リズムも一緒。
8小節目は、ベース以外は休んでおり、ベースがドゥ~ンとFの音を伸ばしているので、Fで表記しておきました。
この曲は、アドリブに入るとコード進行の一部が変わります。
なのでアドリブ時のコード進行も書きました。
Aでは、2~4小節目が変わります。
4小節目は次のG7へのドミナント・アプローチで、Am7ーD7とⅡ-Ⅴ化してもいいです。
Aの7~8小節目は、E♭7ーE7ーFの形で弾いてもいいです。
ハービー・ハンコックがそうやっている時もあったので、( )で加えておきました。
Bの4、6、8小節目は、Ⅱ-Ⅴにしないでシンプルなセブンスコードでいいと思います。
ばんばん転調するので、その方が聴き取り易い。
ハービーは、Ⅱ-Ⅴにしてる時としてない時がありますね。
(2017年5月20~22日に作成)