『私の愛するジャズアルバム』
はじめに

私は、ジャズが大好きな人間です。

特に1940~50年代に流行した、『ビバップ』というスタイルのジャズを、深く愛しています。

ビバップには、「深い知性」「すばらしいスリル」「軽やかでおしゃれな中に強靭さのあるリズム」「麻薬的な中毒性のある世界観」「ブラックな要素の多いユーモアセンス」「華やかさ」「人種差別に対する怒り」「あらゆるジャンルを取り込む柔軟性」といったステキな魅力があります。

私はビバップの名演奏に、生きる力を与えられてきました。

本当に心から愛しているので、ジャズを紹介するページは、ホームページ開設時から作る事に決めていました。

ジャズについては、多くの人が、「難しい」とか「何をやっているかよく分からず、うるさい」と言います。

私はこの意見を何度となく聞き、いつも悲しい気持ちになってきました。

私は、「何とかもっと多くの方に、ジャズを理解してもらえないかな」と、ずっと思ってきました。

「よく分からないなあ」と感じる最大の原因は、『コード進行が分からないと、ジャズのアドリブは楽しみづらい事』にあると思います。

ジャズはアドリブに使う時間が長いので、アドリブで何をしているかが分からないと、ほとんどの時間がちんぷんかんぷんになります。

しかし、コード進行の知識は、別に無くても生きる上での支障など何もないですし、「コード進行を勉強しましょう」と一般の人に言うのは、厳しいものがあります。

この状況の打開策として、小・中学校でジャズを取り上げて、『子供のうちに耳を慣らしてもらう』方法があると思います。
子供のうちに耳慣れておくと、コード進行の知識がなくても、何となくアドリブに耳がついていくと思います。

ぜひ、小・中学校の授業で、ジャズも取り上げて下さい。

取り上げるだけの内容は、充分にあると思いますよ!

私は前々から、小・中学校でクラシックばかり教える教育スタイルに、疑問を持っています。
この状況(明治以来の伝統)は、「白人至上主義」「黒人音楽の差別」だと思います。

実際には、現在よく聴かれている音楽のほとんどは、黒人が生み出したものです。
最近のヒップホップ文化(ラップ)だって、そうじゃないですか。

残念なのは、ほとんどの音楽教師がクラシック畑の人なため、黒人音楽への理解・知識がまるで無いことです。
これは、改善の必要がありますよ。

「一般の人に、もっとジャズを理解して楽しんでもらいたい」というのが、ジャズを愛する人に共通する願いだと思います。

私もその願いを持っており、自分の大好きなアルバムを、自身のホームページで情熱的に紹介する事で、貢献をすることに決めました。

いわゆる名盤は、多くの方が紹介をしているので、私のページでは「あまり知名度はないけれども、私は大好きだ」というアルバムを中心に紹介していきます。

紹介文の手法としては、あまりジャズを知らない人でも楽しめるように、分かり易く、感情表現を多く入れた文章にします。

自分の性格上、かなりマニアックな部分への言及も多くなると思います。
こちらは、熱心なファンの方が楽しんでくれると、嬉しいです。

(以下は2013.11.24.に追記)

かなりぺージ数が増えてきましたが、当初の想定と違って、かなり玄人向けの専門用語の多い文章になってしまっています。

おまけとして「コード進行の紹介」を始めた辺りから、マニアックな記述が増えてきました。

分かり易い文章を心掛けているのですが、愛情の深さゆえに、いろいろと突っ込んだ事を書いてしまい、専門用語が飛び出しています。

率直に言って、おまけのコード進行を書いたページは、音楽を演奏する人以外にはちんぷんかんぷんだと思います。

演奏をしない人は、「こういう世界もあるんだな~」くらいに読み流すか、スルーして下さい。

ここの紹介文を見て、「良さそうなアルバムだなあ」などと興味を持った方は、ぜひ紹介している曲を聴いてみて下さい。

私が真に感動している名曲ばかりなので、どんな人でも何らかのエネルギーやらインスピレーションやらを感じられると思います。

何も感じなかったら、「今日は日が悪いのだ。また改めて聴こう」と思うか、「村本尚立とは感性が違いすぎる、あいつのお勧めは信じない」と思って下さい。


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