おまけとして、「Sonnymoon For Two」と「Like Someone In Love」のコード進行を
紹介いたします。
|B♭7 |E♭7 |B♭7 |B♭7 |
|E♭7 |E♭7 |B♭7 |B♭7 |
(Dm7 D♭m7
|F7 |F7 |B♭7 |B♭7 F7 |
Cm7 F7 B♭ G7 Cm7 F7 )
○コード進行の解説
テーマの時と、ロリンズの最初のアドリブの時は、B♭7、E♭7、F7の3つしか出ない、すごくシンプルなコード進行です。
その後、ジミー・クリーブランドのソロが始まると(リズム隊が参加し始めると)、( )内のコード進行を使い始めて、少し複雑な進行に変化します。
A
|GM7 |GM7 |D♭m7 Cm7 |Bm7 E7 |
|Am7 |E♭m7 A♭7 |GM7 |Dm7 G7 |
(D7 )
|GM7 |F♯m7 B7 |EM7 |EM7 |
|Em7 |A7 |Am7 |A♭7 |
(D7 )
B
|GM7 |GM7 |D♭m7 Cm7 |Bm7 E7 |
|Am7 |E♭m7 A♭7 |GM7 |Dm7 G7 |
(D7 )
|GM7 |F♯m7 B7 |EM7 |B♭dim D♭dim |
|Bm7 Bm7 B♭m7|Am7 D7 |GM7 |Am7 D7 |
(Bm7 E7 )
エンディング (Bの13小節目から)
|Bm7 Bm7 B♭m7|Am7 D7 |GM7 |Bm7 E7 |
|A7 |A♭7 |GM7 |
○ コード進行の解説
Aの部分では、まず3小節目が変わっています。
ここは、4小節目のBm7に向かって半音で下降していくアプローチ・コードです。
6小節目は、普通ならD7でいいのですが、テーマ・メロディと合うようにE♭m7ーA♭7にしています。
アドリブに入ると、普通のD7(Ⅴ7)になります。
10~12小節目では、Eキーに転調します。
13小節目で元のGキーに戻り、A7(Ⅱ7)になります。
Em7は、A7をⅡ-Ⅴに分けたものです。
16小節目も、テーマ・メロディの時はA♭7ですが、アドリブに入るとシンプルなD7になります。
Bは、13小節目が少し込み入ってますが、テーマ・メロディに合わせた進行にしたからです。
ここも、アドリブに入ったら、シンプルなBm7ーE7になります。
エンディングは、特に問題と思います。
最後に、さらなるおまけとして、ギル・コギンズがソロの時に使う、かっこいいアレンジ・コード進行を書きましょう。
これは、Bの12小節目からです。
|D♭m7 Cm7 |
|Bm7 E7 |Am7 D7 |GM7 B♭7(13)|E♭M7 D7 |
E♭M7(♭ⅥM7)を使っている所が、とてもおしゃれです。
演奏を聴いてもらうと分かると思いますが、厚めのコードでこの進行を弾くのが、とても気持ちいいです。
良いセンスをしてますねー(^-^)
(2014年2月7日に作成)