「ナウズ・ザ・タイム」おまけ⑤
「Chi-Chi」のコード進行

チャーリー・パーカーのアルバム『ナウズ・ザ・タイム』に収録された「Chi-Chi」のコード進行です。

自分でギターで演奏してみて、コード進行を把握したので書いておきます。

このパーカーの演奏は、テーマを吹いている時と、アドリブに入ってからでは、コード進行が違います。
なので両方の進行を書きます。

「Chi-Chi」 キーはA♭  形式は12小節のブルース

 テーマの時

|A♭       |B♭m7  E♭7  |A♭      |A♭7      |

|D♭7       |D♭m7       |Cm7      |Bm7      |

|B♭m7      |E♭7       |Cm7  Bm7   |B♭m7  E♭7  |

 アドリブの時

|A♭        |D♭7      |A♭      |E♭m7  A♭7  |

|D♭7       |D♭7      |A♭      |Cm7  Bm7    |

|B♭m7      |E♭7      |A♭      |B♭m7  E♭7  |

🔵コード進行の解説

テーマの部分は、通常のブルースとは大きく違うコード進行になっています。

まず2小節目が、普通だとⅣ7に行くけど、ここではⅡ-Ⅴになっている。

6~9小節目は、m7コードで半音ずつ降りる形。

11~12小節目も、m7コードで半音ずつ降りるのを使っています。

アドリブに入ると、通常のブルース進行にぐっと近づき、パーカーも自由にアドリブしている印象。

補足すると、1小節目や11小節目のトニックコード(Ⅰ)は、ブルースだからというのでⅠ7でバッキングする人が多いのですが、Ⅰ7にしてしまうと響き的にアドリブのフレーズに制約が出やすいので、私はシンプルなⅠにするのが好きです。

ただし4小節目のⅠは、Ⅰ7にして、次のⅣに進む感じを強く出します。

そして5小節目のⅣ(D♭)は、毎回D♭7 にして、ここでブルースっぽさ(定番の雰囲気)を強く出します。

パーカーのアドリブを聴いても、その流れがしっくりくると思います。

(2026年1月24日に作成)


【私の愛するジャズアルバム】 目次に戻る

【サイトのトップページ】に行く

【日記】 目次に行く