チャーリー・パーカーのアルバム『ナウズ・ザ・タイム』に収録された「Chi-Chi」のコード進行です。
自分でギターで演奏してみて、コード進行を把握したので書いておきます。
このパーカーの演奏は、テーマを吹いている時と、アドリブに入ってからでは、コード進行が違います。
なので両方の進行を書きます。
テーマの時
|A♭ |B♭m7 E♭7 |A♭ |A♭7 |
|D♭7 |D♭m7 |Cm7 |Bm7 |
|B♭m7 |E♭7 |Cm7 Bm7 |B♭m7 E♭7 |
アドリブの時
|A♭ |D♭7 |A♭ |E♭m7 A♭7 |
|D♭7 |D♭7 |A♭ |Cm7 Bm7 |
|B♭m7 |E♭7 |A♭ |B♭m7 E♭7 |
🔵コード進行の解説
テーマの部分は、通常のブルースとは大きく違うコード進行になっています。
まず2小節目が、普通だとⅣ7に行くけど、ここではⅡ-Ⅴになっている。
6~9小節目は、m7コードで半音ずつ降りる形。
11~12小節目も、m7コードで半音ずつ降りるのを使っています。
アドリブに入ると、通常のブルース進行にぐっと近づき、パーカーも自由にアドリブしている印象。
補足すると、1小節目や11小節目のトニックコード(Ⅰ)は、ブルースだからというのでⅠ7でバッキングする人が多いのですが、Ⅰ7にしてしまうと響き的にアドリブのフレーズに制約が出やすいので、私はシンプルなⅠにするのが好きです。
ただし4小節目のⅠは、Ⅰ7にして、次のⅣに進む感じを強く出します。
そして5小節目のⅣ(D♭)は、毎回D♭7 にして、ここでブルースっぽさ(定番の雰囲気)を強く出します。
パーカーのアドリブを聴いても、その流れがしっくりくると思います。
(2026年1月24日に作成)