(『筋肉まるわかり大事典』石井直方著からの抜粋
2010年10月9~11日にノートにとり勉強した)
🔵広背筋
扇のように広がった大きな筋肉なので、動作の違いで使う部分が変わる。
筋トレで背中を大きくしたい場合、厚みのある背中を作る必要がある。
そのためにはプルダウン系よりもロウイング系の方が良い。ロウイング系は避けて通れない。
🔵背筋
一般的に筋トレをする人は、前面の筋肉を気にする人が多い。
鏡を見れば一目瞭然で確認しやすいからだろう。
(これはすごく分かる。全くその通りだ!)
背筋のトレーニングは少ししかやらない人が多い。
そして背筋は大きい分、トレーニングの種目を増やさないとつきにくい。
背筋で特に大事なのは、体の芯にある脊柱起立筋である。
🔵脊柱起立筋
これは広背筋の内側にあり、非常に大きい筋肉。
ここを鍛えないと、まわりの筋肉を十分につけられない。
🔵肩の筋肉
ここは個人差が大きく、鍛えるのに根気がいる。
肩筋は上半身のトレーニングでいつも使われるので、刺激に強く、筋トレの効果が現われにくい。
他の部位より量をこなす必要がある。
🔵大臀筋(オシリの筋肉)
オシリはどんな人も皮下脂肪がついているので、筋力がないと肉が下がってきてしまう。
オシリの肉は骨盤の状態も大きく影響し、骨盤が下がっているとオシリも下がってしまう。
そのため骨盤を立たせる大腰筋も並行してきたえなければ、形の良いオシリにならない。
黒人のスプリンターはすごいオシリをしているが、黒人はものすごく大腰筋が発達している。
(※黒人の持つフィーリングを音楽で出すためには、この辺りの筋トレが必要なのかもしれないと思った)
🔵首の筋肉
首は普段鍛えない部位なので、トレーニングをするとみるみる太くなる。
筋トレで変化しやすい筋肉である。
機能的に言うと、首は積極的に使う部位ではない。
サッカーのヘディングも原動力は体幹の筋肉で、首筋は頭を安定させているだけ。
だからトレーニングも、能動的に使うよりも、耐える方向のトレーニングが適切である。
🔵ふくらはぎの筋肉
ここは生まれつきの資質が大きく影響し、トレーニングの効果が出づらい。
あのシュワルツェネッガーも生まれつき細くて、厳しいトレーニングを続けたという。
黒人のスプリンターはここが細い。つまりサイズと脚力はそれほど関係しない。
ふくらはぎは、外・内側の腓腹筋と、その下のヒラメ筋で構成されている。
成長期に陸上をやっていると大きくなりがち。
成長期にスプリントやジャンプ系をやっていると、きれいな形になりがち。
成長期をすぎてから鍛えると、内側が大きく、外側が小さくなりがち。
バランス良くきたえるには、つま先を少し内側に向けてカーフレイズするとよい。
🔵大腰筋
これをしっかり動かすだけで、ウェストが10cm以上細くなる人もいる。
骨盤や腰椎の姿勢が崩れていると、内臓が下に落ち、おなかが出てしまう。
逆に力を入れてヘソを引っ込めれば、おなかはへこむ。その状態を維持できればいいわけだ。
大腰筋のトレーニングではコアマッスルがきたえられ、骨盤が真っ直ぐに立ち、内臓の位置も矯正される。
それにより便秘や冷え性、むくみが解消する。下半身の代謝が改善されるため。
🔵前腕の筋肉
前腕は持久性が極めて高く、その中には細かい筋肉がたくさん詰まっている。
(※指を動かす筋肉なのだから当然だろう)
そのため筋トレは1セットでもいいが、30~40RMを目安に回数をこなして、フルに筋肉を使いきる必要がある。
🔵上腕二頭筋と上腕三頭筋
①二頭筋
いわゆる力こぶの部位で、「紡錘状筋または平行筋」と呼ばれる筋肉。
②三頭筋
力こぶの反対側の部位で、「羽状筋」である。
こちらの方が様々な筋トレの種目で使われるので、筋トレの効果が出やすい。
🔵握力
実は指にはあまり筋肉はない。
握力は、前腕の屈筋群で決まる。
指にはケーブルが入っていて、前腕で力をコントロールしている。
さらに握力は、生まれつきに大きく左右される。
🔵足裏の筋肉
手のひらと同様に、たくさんの筋肉で構成されている。
トップアスリートには土踏まずがなくなるほど、ここの筋肉が発達している人もいる。
一見すると偏平足のようだが、この場合は違う。
足裏を鍛えると、足が速くなるかは分かっていないが、走り方やジャンプ力が向上する確率は高い。
足裏の筋肉はとても複雑で、まだ解明されていない。
(2025年9月21日に作成)