(以下は『毎日新聞2014年2月16日』からの抜粋)
〇STAP細胞とは
万能細胞である「STAP細胞」が開発されたと発表され、大きな話題となった。
いったいどんな細胞なのか。
細胞は、心臓や筋肉や神経など、部分ごとに形や働きが違う。
人間の場合、細胞は約200種類で、60兆個もある。
そして受精卵という最初の細胞のように、身体のあらゆる部分の細胞に変化できる細胞を、「万能細胞」と呼ぶ。
山中伸弥・教授が開発したiPS細胞は、人工的に細胞を受精卵のような状態に逆戻りさせて、万能細胞にしたものである。
細胞に遺伝子を注入して、2~3週間の培養をし、iPS細胞にする。
STAP細胞の特徴は、簡単に早くつくれる事で、理化学研究所の小保方晴子が作り方を見つけた。
細胞を細い管に通したり、毒素をかけたり、弱酸性の液に30分浸すことで、受精卵と同じような状態に戻した。
「教科書を書き換える発見」と言われている。
作成にかかる時間は、1週間である。
どうして刺激を与えるだけで細胞が逆戻りするのかは、分かっていない。
(※STAP細胞は、他の人たちが同じやり方をしても作れないため、でっち上げだと分かった。
画期的な発見であり、これが広まると今までの医療の技術と利権が崩壊するので、世界の権力者たちに潰されたとの説もある。)
(以下は『毎日新聞2014年8月18日』からの抜粋)
〇危険ドラッグ
厚生労働省の研究班が、全国60ヵ所の医療施設を任意に抽出して調べたところ、「危険ドラッグ」の使用後に体調不良で緊急搬送された者は2012年に469人だった。
2011年の48人から約10倍の増加となった。
危険ドラッグで緊急搬送された者たちは、意味不明な発言、極度の興奮、異常な発汗、荒い呼吸、広がった瞳孔が特徴である。
ドラツグの使用者は、20~30代の男性が圧倒的に多く、交通事故を起こした例もある。
危険ドラッグの成分は、「合成カンナビノイド系」と「カノチン系」が多い。
最近の危険ドラッグは、使用者が重度の意識障害になる例が増えている。
危険ドラッグは、指定薬物への分類を逃れるために、分子結合を微妙に変えて別の薬物として売り出す。
そのため取り締まりとの「いたちごっこ」が続いている。
(2022年10月2日に作成)