(『しんぶん赤旗日曜版2023年5月28日、6月4日』からの抜粋)
日本の子供は、2022年の報告では、約20%が便秘で悩んでいる。
便秘の原因は、朝ご飯を食べないことや、野菜を食べないことにある。
朝ご飯を食べないと、便秘になりやすくなる。
また朝食を食べないと、空腹のために集中しづらく、昼の食事で食べ過ぎてしまう。
便秘になると、腸内の環境が悪化し、免疫が低下する。
運動をすると、便秘になりにくい。
家庭でうんちの話が出た時に、「そんな汚い話はしないで」と叱ってはいけない。
叱ると「うんちは汚い」という先入観が生まれ、子供は排便に興味を持たなくなる。
うんちは、黒っぽかったり、臭いと、肉の食べ過ぎが考えられる。
コロコロとした固いうんちは、ストレスが溜まっているのかもしれない。
良い状態のうんちは、赤ちゃんのうんちが手本である。
赤ちゃんのうんちは、ビフィズス菌が90%近くもあり、色は黄色で、水分が多く、においは酸性ぎみである。
腸内細菌が良い状態だと、うんちの色は黄土色から黄褐色になる。
悪玉菌が多いほど、黒ずんだ色になる。
大人の場合、1日あたり200~300グラムのうんち量が目安となる。
健康なうんちは、力まなくても出るし、食後や朝など出る時間が決まっている。
うんちは、水分が80%で、10%は腸内細菌の固まりである。
良いうんちは水分量が75~80%で、水に浮く。
(2023年9月21日に作成)