タイトル脱水症状

(『毎日新聞2013年1月14日』から抜粋)

ノロウイルスは腹痛のほか、下痢やおう吐を引き起こす。
下痢やおう吐をくり返すと、水分だけでなく、ナトリウム(塩分)やカリウムなどの電解質も失われる。

脱水症状は、水だけ飲んでもダメで、体の中の電解質が薄まり、むしろ悪化してしまう。

脱水症には「点滴」か「経口補水液」が有効で、どちらも水分と電解質を補える。
経口補水液は薬局で売っている。

経口補水液は自分でも作れる。
砂糖20~40g、塩分3g、水1リットル、レモン半分を混ぜればいい。

脱水症状の時は、お茶やコーヒーなどの利尿作用のあるものは控えよう。

スポーツドリンクは、100ml当たりにナトリウムを40~80mg含んでいれば、補給効果がある。

冬は室内が乾燥するので、皮膚などから水分が失われる一方、飲み物の量は減りがちだ。

「手の皮がカサカサ」、「口の中が粘る」、「だるい」、「めまいや立ちくらみ」が、冬の脱水のサインである。

(2024年12月17日に作成)


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