神
宇宙に知的生物は、もちろん居るよ。
あなた方より原始的な生物もいるし、はるかに進化した生物もいる。
ニール
地球を訪れているのですか?
神
何回も訪れている。
調べるために。時には、手を貸すために。
ニール
どうやって、手を貸してくれるのですか?
神
この75年間の技術的進歩は、それまでの人類の全歴史よりも大きかったと思うだろう?
(本が書かれたのは1995年頃なので、現在からだと、この100年間という感じです)
これほど大規模な進歩が、短期間に起こるなんて、異例だと思わないか?
CTスキャンから超音速飛行、それに心臓の鼓動を制御するために身体に埋め込まれるコンピュータチップまで、すべてが地球人の頭から生まれたと思うかい?
ニール
だって…そうでしょう!
神
誰かが助けてくれたのだと、考えてごらん。
彼らは、あなた方の中に大勢いる。
ニール
どうして、精神的にも助けてもらえないのでしょう?
神
助けてもらっているよ。
新しい概念が、目の前に現れているではないか。
あなた方は、静かに変わりつつある。
ニール
どうして、姿を現さないのでしょう?
神
もし姿を現したら、その存在感ゆえに、あなた方は彼らを重視せざるを得なくなる。
それよりも、自分で知恵を生み出す方がいい。
内側から生じた知恵は、長持ちする。
ニール
いつか、彼らは姿を現しますか?
神
あなた方の意識が向上し、不安が鎮まったら、姿を現すだろう。
すでに、わずかな人の前には現れている。
ニール
私達を傷つけようとする者も、いるのでしょうか?
神
技術は進歩していても、考え方は進歩していない者もいる。
あなた方もそうだね。
だが、あなた方は守られている。
自らの運命を生きる機会を与えられている。
あなた方の意識と、考える事が、実現される。
ニール
うーん。現実の人生では、考える事が実現しているとは思えないです。
神
それは、あなたが自分の力を疑っているからだ。
そして、私を疑っているからだ。
(『神との対話2』から)