ニール
HEBは、どうやって暮らしているのですか?
神
彼らは、集落に暮らしている。
都市生活は、もうやめてしまった。
ニール
なぜですか?
神
都市は、目的にそぐわなくなったからだ。
都市はコミュニティではなく、孤独な群集を作り出した。
ニール
地球でも同じです!
小さな町や村の方が、コミュニティらしいですよ。
神
HEBとあなた方の違いは、彼らは「何が役に立つか」を、よく観察した事だ。
ニール
私たちは、どんどん大きな都市を造り続けている。
生活を破壊しているのは分かっていながら。
神
後退と進歩を取り違えるのは、原始的な社会の特徴だ。
ニール
どうして私たちは、自分のためにならないのに、大都市に集中するのでしょう?
神
何が自分のためか、分かっていない人が多いからだよ。
大都市に集まれば、問題が解決すると思っている。
本当は、問題を創り出しているだけなのに。
大都市にはサービス、仕事口、娯楽があるのは確かだ。
だが、それらは実際には有害なのに、価値があると思うのが間違いだ。
ニール
地球人が上手くやれる日は、来るのでしょうか?
神
ただ、観察力を鍛えればいい。
何が自分のためになるかを、よく見極めなくてはいけない。
それが進化だよ。
(『神との対話3』から)