ニール
HEBには、他にどんな注目すべき事がありますか?
神
彼らには、恥や罪悪感が無い。
ニール
HEBにも、失敗はあるでしょう?
神
HEBの文化では、能力が無いと分かったことを、「やれ」とは言われない。
ニール
本人がそれをしたいと思ったら、どうなんですか?
神
彼らは、したいと思ったりしないよ。
「無能だと他に被害を与えるかもしれない」と、分かっている。
例えば、HEBの文化では、自分に子育ての能力が無いと分かれば、自分で育てずに年長者にゆだねる。
成熟していない者が子供を育てたりはしない。
だからといって、子供が見知らぬ者の手に渡されるのではないよ。
ニール
説明して下さり、感謝します。
話は戻りますが、HEBは恥や罪悪感を感じないのですか?
神
感じない。
彼らは、恥や罪悪感を押し付けない。
恥や罪悪感は、常に最初は外から押し付けられるものだ。
それが内部化される。
赤ん坊は、何も恥じたり罪悪感を持ったりしない。
外から教えられるまでは。
文化の進化の度合いは、「誰に・何に、恥や罪悪のレッテルを貼っているか」で、分かるのだよ。
(『神との対話3』から)