ニール
あなたは少し前に、「生命の基本的な原理を教えてあげよう。それが分かれば、生命と死の理解が容易になる。」と言いました。
それは、どういうものですか?
神
こういう事だ。
『 あなたと神は一つである、両者の間に分離はない 』
これが、生命の基本的な原理だ。
自分と神が一つだと理解すれば、人生のすべての経験の意味合いが変わる。
例を挙げるなら、「人は、自分で死ぬ時を選択していること」、「この世界には被害者も悪人もいないこと」を受け入れるのも難しくなくなる。
そうなれば、人生は険しくなくなり、死は安らかになる。
当然ながら、あなたは「神の全体性」を表してはいない。
しかし、あなたの中には、神性のすべての特質/側面が備わっている。
神は「大きく記されたあなた」であり、神でないものは何もない。
神は生命のすべてを創造し、あなたは自分の生命/人生を創造する。
神はマクロのレベルで、あなたはミクロのレベルで、創造をする。
ニール
私は、神と離れていなくて、神と同じ事を小さなスケールでしているのですね。
神
その通り。
私は、あなたに創造力を与える。
私が存在しなければ、あなたは存在できない。
そして、あなたが居なければ、私の力は表現されない。
人間の喜びは、神を表すことだ。
生命とは、『物質界で表された神』である。
大事なのは、「生命が物質界において神を表すやり方は、一つではない」という事だ。
生命には、様々な表現の仕方がある。
だが、違いは分離を意味しない。
あなたと神は一体だから、あなたが死ぬ事はない。
(死は、あなたの形を変えるだけだ)
あなたの存在は(生命の存在は)、神の存在の証だ。
ニール
それでは、「神が人間の死期を決める」というのは、「人間は、自分で死期を決める」というのと同じですね。
だって、人間は神の一部なのですから。
神
その通りだ。
(『神へ帰る』から抜粋)