神
あなた方は神の息子であり、神と対等な存在だ。
「神と対等な存在だ」と言われると、あなた方はためらう。
「恐れ多い」、「すばらしすぎる」、「責任が重すぎる」と言って、なかなか受け入れようとしない。
もし神と対等な存在なら、「外からはあなたに何もできない」ことになる。
『全ては、あなたによって創造された』ことになる。
その通り。
あなたが世界で見るものは、すべてあなたの創造の結果だ。
だから、自分に対する考え方を変えて、神である自分らしく考え、話し、行動しなさい。
そうすればあなたは、今の世界にうんざりし、新しい世界を求めるだろう。
だが、求めるのはもうやめなさい。
新しい世界を、呼び出しなさい。
ニール
具体的にはどうすればいいのですか?
神
最も気高い自分の姿を考えて、毎日その通りに生きたらどうなるかを、想像しなさい。
そして、「思考・言葉・行動」を、その最も気高いヴィジョンと合致するように、意識的に変えようと決心しなさい。
このプロセスは、意識的な人生への大きな一歩だ。
この決心をすると、人生の半分を無意識に過ごしてきた事に気づくだろう。
もう無意識な生き方は、やめなさい。
ニール
そんな風に自分を見張り続けるなんて、へとへとになりそうですが。
神
いつかは第二の天性になる。
人の第一の天性は、『無条件に愛すること』だ。
そして第二の天性は、『第一の天性を、意識的に表現すること』だ。
ニール
いちいち自分の言動を検閲していたら、退屈な人間になりませんか?
神
そんな事は決してない。
ブッダやイエスは退屈な人間だったか?
彼らは普通ではないし、非凡だが、退屈ではない。
自分の気高いヴィジョンにそぐわない「思考・言葉・行動」をしたら、二度とするまいと心に銘記しなさい。
そして、出来れば関係者達に訂正して回りなさい。
(『神との対話1』から)