神
あなた方に言っておきたい、いとしい子供たちよ。
自分とは何者なのか、どんな自分になるかを選択するのは、とても重要だ。
それは、あなた方の経験を決定するばかりでなく、神の性質を創造する事でもあるからだ。
あなた方は今まで、「神が、あなた方を創造した」と聞かされてきた。
だが、『あなた方が、神を創造している』のだよ。
それが、私達の神聖な仕事だ。それが、私達の歩む道だ。
一瞬一瞬に、神は自らを表現している。
それは、あなた方を通じて行われている。
あなた方は、神がどう創造されるかを、常に選択している。
神は決してその選択権を奪わないし、間違った選択をしたからと罰したりもしない。
私は、あなた方を指針なしに放り出したりもしない。
あなた方の中には、指針のシステムが組み込まれている。
そのシステムとは、『最高の選択肢を語りかける内なる声』であり、『最も偉大なヴィジョンを教える内なる声』だ。
歴史を通じて、私はあなた方に師を送ってきた。
今また、聖なる書物を送り届ける。この本は、その一冊だ。
あなたはこのメッセージに、耳を傾けるだろうか?
これは大きな問いかけだ。世界はあなたの表明を待っている。
あなたは、自分の人生によって、その表明を行う。
あなた自身が、自分の最高の考えにまで上がらない限り、人類が最低の考えから離れるチャンスはない。
あなたは、手本になる。
あなたは、生命であり、道である。世界はあなたに従うだろう。
この問題では、あなたには選択肢はない。それが道だからである。
まず、あなたの思考から始まる。
考える事は、創造する事である。
あなたは創造をして、創造したものになる。
そして、表現をする。
表現した事は、経験になる。
そして経験から、あなたは再び思考をする。
こうして、円環は完成する。
今ようやく、あなたは「自分が何をしているか」を理解した。
これを自分に知らせたのは、あなただ。
今ようやく、自分の全体像を見ている。
あなたは、私(神)である。
あなたは神を規定している。
あなたは、『経験する神』なのだ。
私があなたを創造したのは、『あなたが、私を再創造できるようにするため』である。
これが、私達の聖なる仕事である。
(『神との対話3』から)