ニール
あなたは、「魂は、身体の内外のあらゆる所にある」と言います。
しかしそうすると、「個別の魂が無い」ことになりませんか?
神
そうでもあるし、そうではないとも言える。
本当には、魂は一つしかない。
しかし「一つ」の中には、多くの魂がある。
これが、『最大の神聖なる二分法』だ。
それぞれの魂は、様々な速度、様々な密度で物質世界に現れる。
ニール
どうして速度が関係するのですか?
神
生命はすべて「振動」だ。
生命は「純粋なエネルギー」で、このエネルギーは常に振動している。
そして、異なる速度で振動する波は、異なる密度あるいは光を生み出す。
これが、物質世界の異なるかたちを創り出す。
だが、かたちはそれぞれであっても、エネルギーは同一だ。
エネルギーが集まって合体すると、物質になる。
物質になるとエネルギーは凝縮し、つき固められ、まとまる。
まとまると、一つ一つが別の単位の様に「見えるし、感じられる」。
だが、『同じエネルギーが別のふるまいをしているだけ』なのだ。
この「エネルギーの固まり」の一つ一つが、あなた方が『魂』と呼ぶものだ。
一つのエネルギーが分かれて、沢山の魂になったのだ。
物質は、それぞれが「別々の単位」に見える。
だが実は、分離などしていない。
宇宙全体の奥は、その様になっているのだよ。
ニール
本当にそうなのですか?
神
科学者はすでに、全ての生命が同じものから出来ている事を発見している。
月の岩は、木々と同じものから出来ているし、木々はあなたと同じものから出来ている。
(※原子や分子や粒子の事を言っているのだと思います)
私たちはすべて、同じエネルギーだ。
それが違った方法で凝集して、異なるかたちや異なるものを創っている。
全ての父は、『純粋な思考』だ。
これは、生命エネルギーだ。
これは、あなた方が『絶対的な愛』と呼ぶものだ。
これが神であり、動かざる動かして手、第一の源である。
私たちは「ただ一つ」だ。従って、あなたは神である。
(『神との対話3』から)