神
全ての人に、餓死をせずに適切な住まいで暮らす権利や、教育を受ける権利がある。
ニール
そのために努力をしない人でも、ですか?
神
こうした事のために、努力する必要があると考えるから、「天国に行くには、努力をしなければならない」と思うのだ。
あなた方は、すでに神の恵みの中にある。
無条件に愛し、無条件に与える事を学んだ時、無条件に受け取る事もできるだろう。
これを理解して実践する事が、霊的な変化だ。
人は『何もしなくても』生きる権利がある。
私はあなた方に、『万人が人間らしく生きるのに充分な資源』を与えている。
あなた方は、分け合いさえすればいい。
ニール
でも、それでは人は福祉にすがって、人生を浪費しませんか?
神
何が人生の浪費かを、判断する事は出来ない。
70年間、何もせずに詩を考えて、本当にすばらしい詩を一つだけ生み出したとしたら、その人生は浪費だろうか?
他人を傷つけて過ごした男が、その結果、新しいレベルに成長をしたとしたら、その人生は浪費だろうか?
あなたは、『自分が何者であるか』を決めるべきであって、他人を判定する必要はない。
ニール
社会に貢献する人達が、貢献しない人達を恨む事はありませんか?
神
悟りを開いていなければ、恨むだろう。
しかし悟りに達した人達は、貢献をしない人達に憐れみを感じても、恨みはしない。
なぜなら、悟りに達した人達は、貢献をしない人達が「本当の自分についての最高の考えを創造し、それを経験する」という『人生の最高の栄光』を失っている事を、知っているから。
怠ける事への罰は、最高の栄光を失う事だけで充分だ。
もっとも、罰などというものは、必要のないものだ。
(『神との対話2』から)