良い気分の時は、真実の時である

 神

『良い気分』の時は、魂が「これが私だ!」と叫んでいるのだ。

私は、これこそが天国への道だと言おう。

もちろん、何を『良い気分』だと感じるか、という問題はある。

だが、否定を通じた成長はない。

人は、喜びを自分に与えて、何かを発見する事で、成長する。

宗教は、逆のことを教えている。だから、失敗する。

宗教は、「他者の経験に学べ」と教える。

魂は、「自分の経験を求めよ」と言う。

魂は「自分で考えなさい」と励ますし、宗教とは別の結論を出すことがある。

『良い気分』とは、魂が「今の考えが真実だ」と、あなたに教えているのだ。

良い気分になる事を、否定したり遠ざけたりして、急いで成長しようとしてはいけない。
自己否定は、自己破壊だ。

自分を律する事と、自己否定とは違う。

自分を律するというのは、何を行い何をしないかを、選択する事だ。

何を『良い気分』だと感じるかで、その人がどこまで成長したかが、測れる。

無責任に行動したり、他者を傷つける事が良い気分なら、あまり成長していないということだ。

なぜなら、私たちは『すべてが一体』なのだから。

「私たちは一体だ」と考えれば、無責任な行動も、人を傷つける事もしなくなるだろう。

「人生が与えてくれるものは、何でも受け取っていい」と、自分に認めてやりなさい。

そうすれば、想像もしなかったほどの豊かなものが、すでに与えられている事に気づくだろう。

あなた方は、自分に認めたものを、手に入れる。

(『神との対話2』から)


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