神
あなたは分子の運動を見た時に、「すごい、ここには宇宙がある」と思った事があるのではないか?
ニール
はい、あります。
神
その時あなたは、神の世界の一部を見たのだ。
「神の世界には決して終わりがない」と言ったら、あなたはどうするかな?
ニール
説明して下さい。
神
『宇宙で一番小さな物質』を、想像してごらん。
そして、それを二つに割ってごらん。
どうなったかな?
ニール
さらに小さなものが、二つできました。
神
それを、さらに二つに割ってごらん!
それは存在しなくなるかな?
ニール
きっと何度割っても、存在し続けるんじゃないですか。
神
完全に壊す事はできないと思うのだね?
この事を言っておこう。
あなたは今、生命の秘密を学んだ。無限を見たのだ。
さて、私から訊ねたい。
無限は、一方向にしか働かないと思うかね?
ニール
小ささに限りがないのなら、大きさにも限りがないのでしょう。
神
その通り。
あなた方は成長するプロセスにあり、成長には何の制約もない。
ニール
それでは、私は何にでも… 神にもなれるとおっしゃるのですか?
神
はっきり言っておこう。
あなた方はすでに神である。
ただ、それを知らない(忘れている)だけだ。
私は、「汝らは神である」と言わなかったか?
(『神との対話1』から)