神
死後の魂は、どこへでも一瞬で行けるし、いっぺんに多くの場所に居られる。
非物質世界(死後)では、思考と経験の間にずれがなく、思考の結果は即座に現れる。
そこで魂は、思考をコントロールする事を思い出す。
思考のコントロールは、最高の形の祈りだ。
物質世界(地球)にいる時も、思考のコントロールをしなさい。
良い事、正しい事だけを考えなさい。
そうすれば、人生はがらりと変わるだろう。
物質世界では、思考と創造の間にずれがある。
それが、「物事は降りかかってくるものだ」という幻想の元になる。
自分が物事を創造している事を、忘れてしまうのだ。
ニール
生前にはどうして、思考と創造の間にずれがあるのですか?
神
時間という幻想の中で動いているからだ。
死後は、時間というパラメーターから離れる。
本当は時間は存在しない。時間とは、視点の問題なのだ。
ニール
どうして生前は、時間が存在するのですか?
神
現在という視点に入り込んで、その視点で見るからだ。
その視点を道具として使うと、一つの出来事を徹底的に探求できる。
物質世界に入った者は、「ここ」と「今」のすばらしさを、細かく経験する事を選んだ者達だ。
それが出来るのは、『場所』と『時間』しかない。
あなた方は、細部を眺めるために、自分をばらばらに分解した。
それ以来、ばらばらになった自分を拾い集めているのだよ。
ニール
そう、私の人生はそうだった!
ようやく、ばらばらになった自分を、一つにまとめようとしているところです。
神
あなたは、自分を創造しつつ、もっと徹底的に見つめ、経験しようとした。
あなた方は、「魂を観察する顕微鏡」として、『時間』を利用しているのだ。
(『神との対話3』から)