ニール
死者と話したいと、超能力者に頼むのは、してもいいのでしょうか?
神
どうして、そうしたい?
ニール
何か私達に言いたい事が、あるかもしれないからです。
神
「向こう側」にいる者が、何かを知らせたいと考えれば、必ず方法を見つける。
だから、心配しなくていい。
彼らの「徴(しるし)」に気を付けて、受けとめなさい。
気のせいだ、偶然だと、切り捨てないことだ。
ニール
では、超能力者の所へ行ったり、降霊会に参加しない方がいいのですか?
神
そんな事をして何になるのか、と言いたいだけだ。
ニール
私達の側に、言いたい事があった場合は、どうなのでしょう?
神
あなたの言う事が、彼らに聞こえないとでも思うのかね?
亡くなった人について何かを思考すれば、その人のエッセンスは必ず気づく。
霊媒を使って接触する必要など無い。
愛こそが、コミュニケーションの最高のメディアだよ。
ニール
そもそも霊媒は可能なのですか?
そして、危険な企てですか?
神
もちろん可能だ。
危険かって? 恐れていれば、何だって危険だよ。
恐れれば、恐怖の対象を創造してしまう。
愛する者は、亡くなっても決して遠くへは離れない。
あなたのトラブルや乱れを感じた瞬間に、引き寄せられて飛んで来る。
あなたが彼らに自分を開いていれば、そばに来てくれるのを感じるはずだ。
高い報酬を要求する霊媒師からは、とっとと逃げ出しなさい。
人を助けるために活動している超能力者なら、自分の仕事を続けるために必要なものしか、要求しない。
そういう人を探して、援助をして力になってあげなさい。
彼らこそ、光の担い手なのだから。
(『神との対話3』から)