ニール
魂のパートナーというものは、あるのでしょうか?
神
ある。
だが、あなたが考えているような、「自分の半身」というようなものではない。
人間の魂は、あなたが考えているよりも、もっと大きい。
たくさんの物質的なかたち(身体)を包んだり、出入りしたりしている。
ニール
同時にですか?
神
時は、存在しない。
あなたの魂は、今・過去・未来の身体を、同時に包んでいる。
全ては「今」起こっているのだが、時間という道具のおかげで、それぞれの身体での経験を、よりはっきりと感じ取る事ができる。
ニール
すると、私の魂が包んでいる沢山の身体は、すべてが「魂のパートナー」なのですか?
神
そうだ。
ニール
分かりかけたぞ!
私の一部で「過去に生きていた者」が、「前世」なのでしょう?
神
分かってきたじゃないか!
あなたの魂が包んでいる「あなた以外の身体」は、過去にも未来にも、現在にも存在する。
そういう者に出会ったら、すぐに親近感を抱く。
ニール
すごいな! それで前世の説明がつきますね。
こういう場合はどうなのでしょう。
私が、「この人と過去の生を一緒に過ごしたな」と直感したのに、相手は全然感じてなかったら?
神
それは、「過去」と「未来」を混同しているのだよ。
あなたは過去ではなく、未来に気づいたのだ。
ニール
なぜ、相手も未来を覚えていないのですか?
神
未来は、非常に微妙な振動だからだ。
敏感な者は感じ取れる。
「以前に会った」と感じる場合、普通は『お互いが同じ大きな魂の一部』だ。
「以前に会った」という感じが、さほど強くない場合は、同じ魂の一部ではなく、過去や未来で夫婦や兄弟なのだろう。
ニール
そうなると、複数の人が「自分はジャンヌ・ダルクの生まれ変わりだ」と主張するのも、説明がつきますね!
つまり、同じ大きな魂に包まれている複数の魂が、『ジャンヌ・ダルクだった部分』を記憶している、という事なんですね。
複数の「魂のパートナー」を持つことが可能ならば、一生のうちに何度も「魂のパートナーだという直感」を抱くのも、説明がつきます。
一度に複数の人に感じる事だってあるんだ!
神
その通りだ。
(『神との対話3』から)