神
宇宙を観察するという事は、本当は自分の過去を観察しているのだよ。
ニール
なんですって??
神
星を見上げる時、その星は何光年~何百万光年も離れた、昔の星だ。
今見ているのは、「昔の星」なのだよ。「過去を見ている」のだ。
その過去に、あなた方は参加していた。
ニール
どういう事ですか?
神
あなた方はそこに居て、行動をし、経験をしていた。
以前に私は、「あなたは多くの生涯を生きてきた」と言っただろう?
ニール
でも、私が何百光年も離れた場所に移動したら、どうなるのですか?
そこには「もう一人の私」が居るのですか?
神
もちろんだよ!
その時に、私が言っていた事が、「時は存在せず、すべては今、起こっている」という真実が、分かるだろう。
多くの自分の間に、距離があるから、それぞれのアイデンティティを個別に経験できるのだ。
本当は、「ただ一つの私たち」しか存在しない。
(『神との対話3』から)