神
啓示とは、ふいに「思い出した」だけなのだ。
自分がすでに創造していたものを、思い出す。
これを「神の顕現」だと感じる事もある。
この至高の経験をすると、他の人が「現実」と呼ぶものと交じり合うのが難しくなる。
あなたの現実が、拡大して成長するからだ。
いったん拡大・成長すると、元に収縮することは出来ない。
ニール
だから、神秘体験をした人は、別人の様に見えるのですか?
神
その通り。
別人になるのは、沢山の事を知った(思い出した)からだ。
だが、時間が経つほど、思い出した事を再び忘れてしまう。
ニール
忘れない方法は、あるのですか?
神
ある。
それには、『知識を行動に表す』ことだ。
幻想が(見えている現実が)どれほど本物らしく見えても、惑わされないことだ。
これが、マスターがしてきた事だ。
マスターは見かけで判断せず、自分の知識に従って行動をする。
もう一つの方法は、『人に与えてやる』ことだ。
至高の経験を大勢の人に与えてやれば、自分に与える必要性は小さくなる。
ニール
私と他者は「一つ」で、『人に与えることは、自分に与えること』だからですね。
神
その通りだ。
(『神との対話3』から)