ニール
あなたは、「すべての可能性が、今ここに存在している。あなた方は無限の可能性の中から、自分が選択した1つだけを経験する」と言います。
でもそうなると、私はどうしてこの現実を選択しているのでしょうか?
神
そう、それが問題だ。
どうして、この現実を選択するのか。
あなたは、道端に居るむさ苦しいひげもじゃの男を見た時に、「路上生活者」と見るか、「路傍の聖人」と見るか、どうやって選択する?
リストラの対象となった時に、「なんてついてないんだ」と思うか、「いいぞ、チャンスだ」と思うか、どうやって選択する?
地震や津波にあった時に、そこに「災厄」を見るか、「完璧さ」を見るか、どうやって選択する?
ニール
私の考え方(捉え方)によって、ですか?
神
その通り。すべては、あなたの見方による。
ニール
とても不思議なのですが、私にはおっしゃる事が分かる気がします。
神
もちろん、そうだろう。
あなたの魂は、すべてを完全に理解している。
どんな現実もみんな、あなたがでっち上げたものだ。
あなた方は、『すべてであるもの(神の総体)』のどの部分を見るかを選択する事で、自分の経験を創り出している。
(『神へ帰る』から抜粋)