神
天国は、「行く」のではない。自分がすでに天国に居ると「気づく」だけだ。
気づくには、受容と理解があるだけでいい。
努力や闘いは必要ではない。
あなた方は、すでに天国に居る。
しかし、ほとんどの人は、「行きたい所へ行くには、今いる所を離れなければならない」と考えている。
そのため、天国に行くために天国を離れ、地獄を通る。
悟りとは、『行くべき所は無いし、すべき事もないし、今の自分以外の何者にもなる必要は無い』と理解する事だ。
これを理解すれば、今ここに天国を見るだろう。
ニール
ここが天国なら、どうして世界はこんなにめちゃくちゃなんですか?
私は、天国を体験した事はありません。
神
知らない事は、経験出来ない。
あなたは、天国を知らないから、経験が出来ない。
悟りとは、『経験していない事を知ること、それによって経験すること』だ。
知る事で、経験への扉が開かれる。
そして、その逆もまた、真である。
実際には、あなた方は経験しているよりも、ずっと大きな事を知っている。
ただ、自分が知っている事を知らない(忘れている)だけなのだ。
例えばあなた方は、神がいることを、魂のレベルでは知っている。
だが、あなたはそれを知らない(忘れている)かもしれない。
あなたは天国を、それと知らずに経験している。
それでは、経験をしていないのと同じだ。
(『神との対話1』から)