神
人間関係については、学ばなければならない事は何もない。
人間関係は、創造し表現することを、一番直接的に力強く実践できる場だ。
他の人との関係を通じてのみ、あなたは宇宙(相対性の世界)に存在できる。
「他がなければ、あなたも無だ」という事を、覚えておきなさい。
以上の事を理解すれば、すべての人間関係を「嬉しい」と思うようになる。
「人間関係は建設的な事柄だ」と、分かるからだ。
人間関係を、『自分を創り上げる嬉しいもの』と捉え、自分がどうありたいかを選びなさい。
愛情関係で失敗する時は、「相手に何を与えられるだろう」と考えるのではなく、「相手から何が得られるだろう」と考えて、関係を結ぶ時だ。
「特別な人に出会うまでは、自分は何者でもない」と思うのは、とても夢があるが、それは真実ではない。
それどころか、そう考えると相手に大きな圧力をかけてしまう。
相手は、あなたを失望させたくないばかりに、自分らしくない行動をし、やがては耐えられなくなる。
そして、相手は真の自分を取り戻そうとし、あなたは相手のことを「変わってしまった」と言うことになる。
人間関係の目的は、相手に満たしてもらう事ではなく、『本当の自分をまるごと分かち合う相手を持つ事』だ。
(『神との対話1』から)