結婚① 結婚制度はあまり役に立っていない

 神

結婚という制度は、愛(本質的に無制限かつ自由なもの)の創出には、あまり役立たなかったね。

ニール

「パートナー以外とはセックスしたりしない」というのは、制約ではなくて選択でしょう?

選択は、自由の行使ですよね。

 神

それが選択である間は、そうだね。

いいかね。人が愛を示す方法は、それぞれ独特なのだ。

人はそれぞれが「創造者」であり、創造するものはすべてが独特になる。

創造は「コピー」ではないし、創造者は創造する事しか出来ない。

だから、二つとして同じ人間はいないし、同じ関係はない。

ニール

それも、神聖なる二分法ですね。
すべては独特であり、すべては一つである。

 神

その通り。
全ての人間は一つだが、二人として同じ人間はいない。

どんなに努力をしてみても、二人の人間の愛が同じであるはずがない。

愛とは、『独特なものへの、独特な対応』なのだから。

「誰か一人に特別な愛を示したい」と思ったら、それを表明し、宣言しなさい。

だが、その宣言を義務にしてはいけない。

真の愛は常に自由であり、義務は存在しないからだ。

結婚を「約束」と考えるなら、その約束が義務になる日が必ずやって来るし、あなたはそれを恨むだろう。

結婚を「やり直す事のできる、自由な選択」と考えれば、それを恨む日は来ないだろう。

この事を覚えておきなさい。

神聖な約束は唯一つしかない。
それは、「本当の自分を語り、生きる」という事だ。

他の約束は自由の喪失であり、決して神聖なものではない。

(『神との対話3』から)


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