神
外部の何者も、あなたを真実に導く事はできない。
あなたを真実に連れていく事ができるのは、あなただけだ。
「あの人に答えを求めなくてはならない」という印象を、人々に与えないように注意しなさい。
そうした印象を持つと、人々はあなたに道を示してもらいたがるだろうが、それは非生産的だし、あなたにとって危険だ。
ニール
どうして危険なのですか?
神
あなたが、「特別な存在」になってしまうからだ。
出来るだけ努力をして、あなたを「非特別化」しなさい。
あの人は他の人よりも特別だ、なんて思わせてはいけない。
ニール
具体的には、どうすればいいのですか?
神
聖人ならばしそうにない事を、してみるといい。
「凡庸な奴だ」となじられるような事をするのだ。
人間らしいままで居なさい。
すべての過ちについて、自分自身を赦し、他の人達に赦しを乞いなさい。
その後に、「あなたが求めている答えは、あなたの中にある」と言ってやりなさい。
(『神へ帰る』から抜粋)