神
「公平」と「平等」の違いを、理解する事が重要だ。
生命は、同一性よりも独自性を表現する。
平等を、言い換えれば「経済的・政治的・社会的な同一性」を実現しようとする事は、最も偉大な考えと最高の目的に、全く反する。
社会の最高の目的とは、『新たな真の自分を再創造していく機会を得る』という事だ。
必要なのは『機会の平等』であり、それが公平ということだ。
機会の平等は、何によって創り出されるのか。
それは、社会が『全ての人に基本的な暮らしを保障して』、『誰もが自分の成長と自己の創造を、追求して生きられる社会にする事』で創られる。
悟りを開いた社会では、自己の生存(私欲の追求)は問題ではない。
そういう社会では、自分の利益とお互いの最善の利益は、同じなのだ。
(『神との対話3』から)