神が提案する新しい世界システム④
所得に下限と上限を設ける

 神   新しい世界では、誰もが人間らしく暮らしていくのに必要なものを
     与えられる。

     そのために、豊かな者は所得の10%を貢献として差し出す。

     所得については、開かれた市場が個々の貢献の価値を決めるだろう。

ニール  それでは、「豊かな者」と「貧しい者」が居るんですね。
     平等じゃないですよ。

 神   機会は平等だよ。

     それに、誰でも人間らしく暮らせる機会を、生まれた時から与えられる。

ニール  所得差があれば、「羨望」はあるんじゃないですか?

 神   羨望はあるが、嫉妬はない。

     羨望は、二歳の幼女が「お兄ちゃんのようにドアのノブに手が届くといいな」
     と思う気持ちで、悪い事ではない。むしろ、偉大さの母だ。

     一方、嫉妬は不安から生まれ、怒りへとつながり人を殺す。

     羨望を持った者には、成功する機会が与えられる。立ちふさがる者は、
     誰もいない。

     人種・性別・階級・年齢など、どんな理由の差別も、もう許されなくなる。

     所得差はあるが、「飢える者」や「極貧の者」はいない。

ニール  多くの者が貢献をすると、どうやって保障するのですか?

 神   保障は『人間性』だ。

     平均的な人間は、ただ生きているだけでは満足しない。

     あなた方に霊的な変化が起こって、力で成功する必要が無くなれば、
     「優れた経験をすること」が努力の理由になる。

     魂は、より高い経験を求めている。
     一瞬でも本当のすばらしさを経験した者は、誰でもその事を知っている。

ニール  新しい秩序においても、とんでもない富と力を持った者が出るんじゃない
     ですか?

 神   収入には、制限がある。

     所得には下限があるように、上限も設けられる。

ニール  一つ言いたい事があるのですが。

     神様は、政治について意見を言ったりはしないのだと思っていました。

 神   私は、あなたの色々な質問に答えた。
     どうすれば人間関係が上手くいくか、正しい生き方とは何か。

     それとこの話と、どう違うのだろうね?

ニール  分かりません。
     ただ、神様が政治的だったりするとは、思っていませんでした。

 神   私の話している事に、賛成しにくいのかな?

     それなら、それでいいのだよ。

ニール  えっ、神様に反対してもいいのですか?

 神   当たり前だ。

     いいかな。世界はずっと、私に反対してきた。

     人々が私の導きに従っていたら(私はたくさんのマスターを送ってきた)、
     今とは別の世界になっていただろう。

     反対したいなら、反対しなさい。

     あなたの心に従いなさい。自分の魂に耳を傾けなさい。
     私は自分で考えさせたいのだ。

     私は、「考えているあなた」「考えを表現しているあなた」なのだよ。

ニール  それじゃあ、この対話は「至高の源」から発しているのではないのですか?

 神   いやいや、もちろん至高の源から発しているよ!

     しかし、あなたが信じられないでいる事が一つある。

     『あなたが至高の源だ』という事だ。

     あなたが人生の全てを、いま創り出しているのだ。

     さて、私からの新しい政治システムの提案で、変えたい点はあるかな?

ニール  実は、特にはありません。どっちかと言うと賛成です。

 神   新しい社会でも、好きなだけ稼ぐ事が出来るし、ある限度までは所有できる。
     限度は、皆で決めればいい。

ニール  限度を超える分は、どうなりますか?

 神   貢献する者の名前で、世界慈善基金にゆだねられる。

     60%の使い道は自分で決められ、40%は世界連邦の費用に充てられる。

ニール  ある限度以上の所得が取り上げられても、人は働くでしょうか?

 神   一部の者は、途中で働くのをやめてしまうだろう。

     しかし、人生の活動を喜びだと思う者は、やめないだろう。

ニール  皆が楽しい仕事をできるわけではないですよ。

 神   いや、誰にでも出来る。

     職場の喜びは、「何をするか」ではなく、「何を目的にしているか」で決まる。

     「どんな気持ちで、どんな目的でしているか」によって、活動の体験は変わる。

ニール  それにしても、「限りない所得を得る可能性」を排除する目的は
     何なのですか?

 神   所得に制限は無いのだよ。

     ただ、「個人が使うためにとっておく額に、制限がある」だけだ。

     『人生の最高の目的は、富を溜め込むことではなく、偉大な善をなすことだ』
     という認識。

     『富の集中が、破壊を生む最大の原因だ』という認識。

     これが生まれれば、所得の上限制度は自然に行われるだろう。

(『神との対話2』から)


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